大スターは何かと人に好かれるものを持っているのだ。朝日新聞(2022.1.14)文化欄で浜美枝さんの「人生の贈り物 コネリー、裕次郎、高倉健・・大物次々」の記事が目に付いた。
007のジョン・コネリーの相手役に新人の浜美枝さんが登用された当時の記事は覚えている。その浜美枝さんが裕次郎さん、高倉健さんの思い出を語っているのだ。
50年前の映画「捨て身のならず者」の撮影のとき、控え室の外から「失礼します。高倉健です」と言う声がかかってきて慌てて障子を開けると研鑽が廊下で正座していたという。
高倉健さんは「ぽっぽや」の撮影の合間にも外できちんと立って何時間も待っていたという。主演者の大スターの意気込みを垣間見たと記事を書いた人がコメントしていた。
裕次郎さんも新人が挨拶に行くと椅子から立ち上がって「裕次郎です」と挨拶を返したという。その姿を渡哲也さんも見ていた。渡りさんも同じように挨拶を返していたのだ。
西武警察で一緒だった館ひろしさんが、自分たちは地上でドンパチをやっているとき、上空にヘリコプターで着たかと思ったら、マシンガンをぶっ飛ばし去っていく姿を見て「大スターは良いな」と思ったそうだ。
館さんは渡さんを心酔していたようだ。すし屋に行ったときも、握りずしが倒れると、直ぐ傍に行って起こしたほどなのだ。渡りさんは嫌がったという。
何年か前、体調を崩しておられたことは知っていたが、孫の幼稚園への送り迎えに邸宅の前を通っていたら、1階のドアなどが開けられ改装工事がされていた。バリアフリーの改装かと思っていたら、1年後の週刊誌で体調がすぐれないというニュースを知った。残念だがお亡くなりになったが、同い年だ。
大スターになる人は何か他人があこがれるものを持っているのだ。
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