あれほど騒がれた東京都知事選も世論調査では必ず投票に行くという都民が69%だったが、実際には39%の低調に終わった。東京を変えて日本を動かす、東京大改革3.0を掲げての選挙戦だったので50%は超えてほしかった。
結果は小池さん2796214票、石丸さん1581093票、蓮舫さん1222867票で小池さんに大きく離された結果のように見えるが、石丸、蓮舫票を合計すると2803960票になり小池さんと8000票の差だ。もっと調整をうまくやれば小池さんと拮抗の戦いになったはずだ。ただし、票数は朝日新聞開票率93%を使用したので最終票数とは異なる。
テレビでは安ど感がある小池さんの表情だったが、決して安心はできない。
今回の選挙を見ると
(1)石丸現象が見えるという。広島に田舎から東京に出てきてSNSを駆使し石丸フィーバーを起こした。今後の選挙手法を見直す必要がある。特に10代20代から40台の若者が石丸支持だ。若者の選挙離れが心配されていたが、政治のやり方が問題なのだ。
(2)蓮舫さんは挑戦者としてもっと突っ込んだ政策提示が必要だったのではないかという専門家もいるが、先進的な政策を出していくと小池さんが食いつき自分の政策に引っ込めていく心配があったのだ。挑戦者としては難しい判断だった。
(3)小池さんは公開の場でのせいsカウ討論を極力避けた。他候補から攻撃されるのを恐れたのだ。蓮舫さんがテレビ討論を申し込んだが断られたという。
(4)小池さんを支持した有権者は自民党の「政治とカネ」の問題を「よし」としたのか。
(5)各候補者が都心のターミナルで街宣をしているが、都民ばかりでなく近県居住者も多い。私鉄のターミナルでの街宣がよかったのではないかと専門家は指摘する。
いろんな意見が出てくるが、小池さんの3期目をしっかりチェックする必要がある。
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