2024年7月27日土曜日

9月の自民総裁選に向け、岸田さんは「辞退」するのか、「続投」するのか

 あと2か月、自民党総裁選の向け、候補者の動きはどうなのか。政治改革、政治とカネ問題で国民から厳しい目で見られている。そんな時だからこそ、公明正大な選挙戦になってほしいと思う。

内閣支持率20%前後、自民党支持率も30%を切っている現状で岸田政権は不信を買っている。自民の顔として岸田には不満なのだ。

岸田さんが出馬するかどうかを国民は見ている。本人は曖昧な表現をするだけで、側近が「一番ふさわしい」という。「問題山積の国会だ、一つ一つ成果を上げていく」というのだ。それが外交であり、憲法改正か。国民の要望する政策課題では低い位置にある。

岸田さんは、現職の強みを生かし、ぎりぎりまで出処進退を明確にしないのではないか。メデイアが毎日の岸田総理の挙動を伝える。ちょうどよい事前運動をしているのだ。

一方、立候補を狙っている候補者は厳しい環境に置かれている。岸田さんがはっきり去就を言わない限り公に態度を示せないのだ。

そのよい例が幹事長の茂木さんだ。「やることがある」と総理の席を狙っている。しかし岸田さんが宣言しない限り動けないのだ。出馬を宣言すると「令和の明智光秀」と言われかねない。

世論調査でいつもトップの石破さんも、地方では人気があっても永田町では人気がない。正論を吐くことで迷惑がっている議員は多いというのだ。そこで今は言動にも変化が見える。

小泉さんはどういう訳か人気がある。でも実際にはどうか。経験も浅いし、環境相では変な発言をしている。もし出れば「人気取り」と見透かされる。

今、小林さんという議員が注目を浴びだした。当選回数は少ないが、自民の顔になるのか。重要閣僚の経験が欲しい。

高市、野田さんも女性として総理の座を狙っている。米国ではハリスさんが大統領選に名乗りを上げた。

役者はそろっている。ポスト岸田がいないとはメデイの勝手な判断だ。

自民党再生、政治とカネ問題、政治改革は一刻の猶予もない。自民党総裁選の柯製菓のためにも岸田さんは早く自らの去就を宣言すべきではないか。小池都知事のように出馬宣言を先送りし、自分は公務といいながらテレビに出まくる姿に事前運動を感じたものだ。

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