2024年7月13日土曜日

朝日新聞「天声人語」から:一国の指導者として大統領、総理は「辞め難い仕事」なのか

 バイデン大統領はトランプ氏とのテレビ討論で負かされ、高齢と認知症の傾向がみられ民主党内からも「辞任」の声が出てきたし、日本も支持率がメデイアによっては15%台まで下落し自民党内でも「岸田おろし」の動きが活発になってきた。

朝日新聞(2024.7.13)が天声人語で、一国の指導者として理想的な引き際に近いのは、ニュージーランド首相だったジョン・キー氏の8年前の記者会見で、「今が去るべき時」と表明した時だという。

多くの指導者が思い切れないのを見てきたが、理由は「辞め難い仕事だから」というのだ。手にした権力を手放す決断は全人格が凝縮されるそうだ。

朝日新聞がこういう記事を載せたということは岸田総理やバイデン大統領も不出馬、辞任の決断をする時だと考えているからだろう。

バイデン大統領はNATO会議後の記者会見でウクライナのゼレンスキー大統領というべきところを間違ってプーチン大統領と言った直後、間違いにきずいて言い直した。NATOの会合でもよく知っている友人なのに名前がはっきりしないらしい。

また、副大統領に触れて「ハリス副大統領」というべきところを「トランプ副大統領」と発言したらしい。米大統領は世界各国に絡む課題、多くの指導者と会談している。記憶するのも大変だろう。同情する面もあるが、ロシアや中国を相手に世界の民主主義を守るリーダーとしては心もとない。

一方、バイデン大統領の代わりがいるかと問われる。メデイアの報道ではハリス副大統領がトランプ氏と戦えるらしい。49vs45でトランプ氏に勝っている調査もある。

また、岸田総理はどうか。支持率も15%台まで下落、まともな総理なら総裁選には不出馬だろう。それなのに「課題が山積、成果を出す」と続投の意思らしい。

皆が「もうやめろ」と言っているのに権力の座にしがみつく指導者と、「今が辞め時」と去っていく指導者、全人格を凝縮した指導者はいないのか。

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