2009年7月9日木曜日

メデイアよ 東国原劇場で何を見せようとしているのか

今、東国原さんの一挙手一投足がメデイアで著重くされている。自民党に「自分を総裁候補に出来るか」と開かれた党にするために一石を投じた。古賀さんをはじめ自民党は右往左往している。
 さらには、自分が自民党から出馬すれば「必ず勝たせる」と言う。自分のメデイアや宮崎での人気を考えての発言だろう。
 勿論、「地方分権」実現の目的もあるだろうが、これは国民の支持を得るための大義名分であって、東国原さんにとっては第二次的なモノだろう。

 メデイアが東国原さんを追っかけ、記事にするたびに、あの小泉劇場の再来、東国原劇場を見せつけようとしているように感じる。
 メデイアは国民に、東国原劇場で何を見せようとしているのか。どんなメッセージを送ろうとしているのか。
○ 東国原さんが自民党から出馬すれば、惨敗の予想を回避することが出来、このまま政権党に居座ることが出来るのか。
○ 東国原さんが、自民党総裁候補にされ、国のリーダーとして期待できるのか。
○ 今、世の中はすべて「CHANGE」希望であるが、東国原さんが国政に出ると、どんなCHANGEが期待できるのか。

 東国原さんが宮崎県知事である以上は、宮崎県民の大きな支持は納得できるが、国政に一歩足を踏み入れるのであれば、話は違ってくる。

 東国原さんの県政での実績はどう評価されているのか。宮崎県民外では、マンゴー、地鶏などの宮崎県産のセールスマンとしての実績しか見えてこない。府予算2兆円の大阪の橋下さんと県予算6000億円の東国原さんを比べても、橋下さんの行政手腕の方が勝っているように思える。

 メデイアは、もっと東国原県政を掘り起こし、検証し、伝えることが出来ないのか。当初は評価できたマニフェストも、すでに80%達成できていると豪語しているが、任期をまだ相当残していて本当なのか。

 今の報道スタイルは、国民に何か誤った情報を植え付けているように思える。ここは、一歩離れて冷静に報道すべきである。結果だけで良いのではないか。メデイアには現れないが、一生懸命がんばっている地方の首長もいるはずだ。

劇場型政治は、もうゴメンなのだ。小泉劇場で骨身に染みた反省をしたのではなかったか。

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