2009年7月22日水曜日

麻生さん 今回の反省と謝罪の上で、自らどう変わろうとしているのか


麻生さんは「私の不用意な発言で国民に不信を与え、政治に対する信頼を損ねた」、「自民党内の結束の乱れについて、私が至らなかったから国民に不信感を与えた」と反省し、国民にお詫びした。生まれ変わった気持ちでこの選挙を戦うという。

 そして、「安心社会実現」選挙と銘打った総選挙を主張し、「政党の責任力」を国民に問う事にしたらしい。

 しかし、麻生さんは自分の能力不足で「国民に政治不信を抱かせた」と謝罪したばかりではないか。麻生さんに、今後自民党総裁として続投する能力があるのか。

 官邸での最後の記者会見で、過半数をとれなかった時の責任について聞かれ、「これから一生懸命戦いをしていこうとしているんだ」と気色ばんだが、このままでは自民党は負けることが分かっていると国民のほとんどは思っているのだ。

 総選挙に向け自民党もマニフェストの作成を急いでいると言うが、政権担当能力として「政党の責任力」を問うらしい。今までは、政権未経験の民主党の政権担当能力への不安を国民に訴えていたが、50年余りの長期政権にある自民党にあって、麻生政権の政権担当能力はどうだったのか。

 弱小派閥の領袖である麻生さんに総裁として自民党をまとめる力には疑問がある。緊急経済対策として繰り出した本予算、補正予算共に、国民の信頼は乏しかった経緯もある。

 麻生さんは、これらの国民の不安を払拭するために、自分はどう変わろうとしているのか。ここが大切なのだ。党役員や閣僚を替えてみたって、トップに魅力がなければ、国民の信頼など得られるモノではない。

 一度国民に訴えて欲しい。そして鳩山民主党と比較したい。

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