2009年7月3日金曜日

共産党をキャステイング・ボードの担える政党に

東京都議会選挙が始まった。自民党は負けを考えてか「国政は国政、都議選は地方選」と予防線を張るが、大方は総選挙の前哨戦と見る。
 現在の都議会の政党別議員数は、自民48人、民主34人、公明22人、共産13人、ネット・ワーク4人、その他4人の125人(定員は127人)。自民と公明で過半数を確保している。
 この追い風野中で、民主がどの程度議席を獲得するかだ。
 予定候補者数を見ると自民58人、民主58人、公明23人、共産40人、社民2、その他32人と報じている(2009.7.3 NHK おはよう日本)。二大政党制を目指しているが、自民、民主単独で過半数を確保することは難しい。他党との連立を組まなければ政権与党になれないが、単独党の独走をコントロールするには、その方が良いかも知れない。

 そのためには、共産党がもっと議席を確保してキャステイング・ボードを握れる政党になって欲しいと思う。

私も、新銀行東京への400億円の特別融資の是非を議論する東京都議会をテレビで見たことがあるが、自民、公明、民主は設立に賛成した経緯から質疑に精彩を欠いていた。一方で、活発に質問し攻めていたのが共産党だった。

 国政を見ても、往々にして自民、公明、民主とも主要政策で差違は本質的には少ない。民主党が「生活が第一」と訴え国民の支持が多ければ、自民も争点を少し替えて同じ訴えになる。二大政党を目指すと言っても、政権与党と180度違う政策では、国民が付いて来にくい面がある。

 そこで議論される政策を是正する役として、共産党に期待したい。暴走しやすい二大政党の政策に、国民の違った立場から修正を加えて行くのだ。
 共産党に政権を担わせることには、国民の過大なアレルギーがあって無理であるが、政権与党をコントロールする役目は、果たさせて良いと思う。

 共産党だって、過激なことばかり言ってはいない。自公政権の政策に対して、メデイアが指摘する問題点を、しっかりカバーしているのだ。
 基本的には、現実路線に従い現在の資本主義の枠内での民主的な改革を進めようとしている。だからいきなり社会主義など考えていない。いままでの大企業、富裕層のもうけ優先から国民の暮らしを支えるために働く貧困層を解消、過密労働の是正、正社員化、社会保障費の削減から拡大してくらしを支える。2006年の医療改革の撤廃などを上げている。
 消費税増税には反対し、減税するという。いままで大企業、大投資家は17兆円の減税をいける一方で、国民は5兆円の増税で、所得再配分が格差拡大に繋がっていると主張する。いろいろ言われている財源では、ムダをなくし、不公平税制の是正、軍事費などあらゆるムダにメスを入れる。大企業減税や利益を上げる大銀行の「法人税ゼロ」、証券優遇税制は所得に応じた負担に変えていく。当然の事だ。
 
国民の声を正しく反映した政治、行政を実施し、民主的改革を進めるとして、天下り、企業団体献金の禁止を訴えているのは良いとしても、国会議員の定数を削減することには反対している。国民の声が小さくなるからだという。

 ベテラン、重要なポジションにいる政治家で政治資金規正法での違法事件、不正事件が発覚している。こんなんであれば、320億円に上る政党助成金は廃止すべきだという共産党の言い分に賛成である(勿論、共産党は受けていない)。政党助成金があることで、自民党の収入の6割、民主党は8割が税金に依存していることになる。国営の政党で、憲法に違反するとまで言っている。面白い見方だ。

 もっと共産党の政策を読み、理解してキャステイング・ボードを担える政党に押し上げて行ったらどうか。民主政治に必ず役立つはずだ。

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