2010年12月13日月曜日

支持回復は、すっきりした民主党再構築から


民主党の不振が止まらない。政権下落の原因は、「政治とカネ」の問題が進展せず、尖閣諸島問題での処置の不手際そして親小沢vs脱小沢の党内抗争などが揚げられている。注目された茨城県議会議員選では、24人の候補を建てながら6人の現有勢力確保がやっとだった。

要因が分かっているのだから、それを解決して再構築する必要が、関係者の動きは身勝手そのものだ。

小沢さんは、民主党政治を成功させるためにも、一兵卒となってがんばると言い、すでに過去の人のはずの鳩山、輿石さん達と何やら蠢いている。

一向に進展しない「政治とカネ」の問題での小沢さん国会招致で、岡田さんは、本人が判断できないのであれば国会で決めると言い、審査会で議決する方向で考えているらしい。輿石さんは「裁判で明らかになるのだから、出席する必要はない」と反対している。

国民生活を守るために、予算とか税を真剣に議論しなければならないときに、こんなコトでゴタゴタしていると批判する人は、与野党に多い。原口さんは「部分的には正しいが、全体では間違っている」と強調する。

親小沢vs脱小沢の構図から考えると、小沢さんの国会招致より、問責決議を受けた仙石官房長官の更迭の方が先だろという。

小沢さんは、以前は「国会が決めれば出席してもかまわない」と発言していたこともあり、出席の必要性は分かっていると思うが、自分が出席しても国会審議が好転するとも思えず、さらには懲罰規定のある証人喚問を要求する声も強いと言う危惧がある。

「何らやましいことはない」と豪語している実力者にしてみれば、何とも小物の考えだ。

民主党が信頼を回復するには、すっきりした再構築が必要だ。

小沢さんは、離党すべきである。場合によっては親小沢派と思われる人達を引き連れての民主党分裂しかない。これにより党内の親小沢vs脱小沢の構図は一掃出来る。先の総選挙で約4.5億円の選挙資金をつぎ込んだのだから、容易には民主党政権を手放すことは出来ないだろうが、小沢さんがいる限り「政治とカネ」、「党内抗争」の火種は絶たない。

あくまで出席拒否であれば、離党勧告を突きつけ、小沢さんを切ることで民主党内はかなりすっきり出来る。

問責決議の出た仙石さんも更迭すべきだ。要職に付かず、反小沢で動いていたときには共感していたが、官房長官について国政を任せると、危なっかしい革新政党色が見え隠れする。民主党のスローガンだった「クリーンで開かれた政治」とはほど遠い言動だ。

小沢さん、仙石さんを処分するコトですべて解決するわけではないが、ある程度すっきりした形にはなるはずだ。

茨城県議会議員選で、民主党市会議員だった候補者がみんなの党から立候補し当選し、民主党候補者は最下位で落選した。民主党への風当たりはすごいようだ。「期待を裏切った」代償は大きい。

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