2011年6月15日水曜日

民主党執行部全員の辞任で「菅おろし」を



菅総理は続投に相当の執念を持っているようで、当初否定していた国会延長、第2次補正予算の提出も決まり、関連法案の成立に意欲を示したという。「ポスト菅」の顔が定まらないことから、自分に分があると踏んだのだろう。

第2次補正予算も、何やら規模の小さい1.5次予算となるらしい。あからさまな延命策と思える。テレビ報道で被災地のガレキ処理を見ると、遅々として進まず、業者は3ヶ月ビタ一文もらわず赤字で作業をしているという。でも第1次補正予算でガレキ処理費は既に計上されている。予算がないのではなく、予算がうまく執行されていないのではないか。

歴代最低の総理、「大震災対応は能力を遙かに超えている」との評価を「復興に力を注いだ」評価にしたいのだろうが、如何にせん菅流政治手法には違和感がある。

政策課題には事欠かない。次ぎから次ぎにやりたい政策を小出しする菅総理に民主党執行部は「国民の感覚と違う」と異論を呈したと報道されている。「菅総理退陣」の気運が高まったかに見えたが、菅総理も粘り強いが、政策を打ち出すたびに延命工作と見られる菅総理は、本当に徳のない政治家だ。

「菅降ろし」が手詰まりの中で、最後の手段は民主党執行部全員が辞任し、菅執行部の崩壊しかないのではないか。今週中にも開催が予定されていた両院議員総会も「退陣要求」が出るのを警戒して先送りしたようで、「菅抜き」の両院議員総会も検討されていると言うが、本当にやるつもりなのか。

今の民主党の最優先課題は「混乱の回避」とは情けない。

また、菅総理は、周りの人間を舐めているのではないか。誰だって国政にあって目立つ存在でありたいと思う。先の不信任決議案で5人の副大臣などが辞職願を出したが、否決されたと見るや笑顔で辞職願を撤回した。閣僚だって「菅内閣の一員だ。菅降ろしに違和感を覚える」と優等生発言が続く。執行部の岡田さん、安住さん、輿石さんだって辞表を胸に職責に当たっているとは思えない。「あわよくば次はオレ」、政局のキーマンであり続けたいと思っているだけだ。

コレが今、民主党が置かれている状況なのだ。心機一転、政界の閉塞感を打破するためにも、民主党執行部全員の辞任で、「菅おろし」に進むべきだ。

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