2011年6月26日日曜日

菅総理 何時まで続けるのか「政治ゲーム」



いつまで続ければ気が済むのか「政治ゲーム」、菅総理自身は勝ったと思っているだろうが、最近の民放の世論調査でも内閣支持率はさがり、政党投票先も自民党に大きく差を付けられて改善する気配はない。菅総理がゴネればゴネるほど民主党は信頼を落としているのだ。

その要因になっている「菅総理の居座り」に毅然とした対応が出来ない民主党にじれったさを感じるし、実体は政局と言うにはおこがましい「政治ゲーム」なのだ。

ゲームだから「いかさま」も通用する。鳩山合意文書では「退陣が前提」と言えば、そんな約束はないと言う。再生自然エネルギー促進法案では、「新しい総理の下」が、「新しい体制の下」と、どうにでも採れる文言が踊り、ここからいろんな発想が出てくる。

しかし、「増税」への対応をはっきりしなければ、政治ゲームも前に進まない。菅総理は崖っぷしに立っているのだ。

復興予算、社会保障と税の一体改革でも増税が必要だし、特例公債法案も通らなければ赤字国債の発行も出来ず予算執行が出来なくなるが、増税に関しては与野党それぞれ同床異夢ってところだ。

国会会期延長だって、折角3党が50日で合意できたのに、野党が信頼できないために菅総理は拒否し、70日を強行したが、結果は寧ろ不安定はコースを選んだことになる。

そして、最後の「政治ゲーム」は、今盛んに言われ出した「脱原発」解散だ。再生自然エネルギー促進もあって原発依存を考え直すチャンスなのだろうが、安全が確認できたので原発再稼働を発表した海江田経済産業相の考えを菅総理は支持したばかりだ。

今しきりに言われており、大阪府の橋下さんが「15%節電」に反対し、ピークカットにはエアコンを止めればいいと言うが、節電要請には背景に原発問題が絡んでいるのだろう。

菅総理は、やりたいことは復旧・復興と「自然エネルギー」だと言い、燃え尽きる覚悟で復旧・復興に取り組むというが、あらゆる面で「増税」が絡んでくる。

菅総理では「増税」は出来ないと思うが腹案でもあるのか。一番の解決策は菅総理が退陣することだが、菅総理が退陣した後をどうするのか。与野党の構想が伝わってこない。

「菅おろし」の政治ゲームもここで窮まるのか。

写真:「燃え尽きるまでがんばる」という菅総理 2011.6.26 テレビ朝日Sフロンテイア

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