2011年6月17日金曜日

菅総理 今の政治手法は許しがたい悪行だ



菅総理は自分勝手な「責任を全うする」ために、政権の延命策に余念がないが、今の政治手法は許し難い悪行であり、国民の政治不信をかき立て、国際的には笑い者になっている。菅総理ばかりでなく、民主党の信も落ちる一方ではないか。

先の民主党代議士会での挨拶でも、「退陣」について直接触れていないと思っているだろうが、国民やメデイアに「退陣決意」と受け取られた事は致命傷であった。

「何故退陣しないのか」、「何時辞めるのか」との国会での質問に、「責任を全うさせて欲しい」とか「時期については思っていても言うはずがない」とかいっているが、政治の駆け引きを楽しんでいるとしか思えない。

特例公債法、第2次(1.5次)補正予算の成立を期しているようだが、国際舞台で自然エネルギー割合を20%まであげ、1000万戸に太陽光発電を設置すると唱えた事もあって、再生自然エネルギー促進法案もやりたいらしい。推進議員の集まりで、孫さんに「粘り腰」と激励され、「この法律は絶対に通して欲しい」と要請された。菅総理は国会では「菅の顔を見たくない」という国会議員が多いことを何回も笑顔で紹介し、「見たくなければ、この法案を通せ」と悪態を付く始末だ。

こんな総理を抱える民主党執行部もだらしない。菅総理が繰り出す政策、作戦に右往左往するばかりだ。鳩山さんが、あんな稚拙な行為に出なかったら、今政界は大きく動いていたかも知れない。

そんな菅総理が、政治ゲームを楽しんでいる時、21世紀臨調が「退陣時期」を明言するよう緊急提言を発表した(MSN産経ニュース 2011.6.16)。

それによると、首相の責任、代表選のあり方、政策協議と国会の仕組みづくり、連立協議について提言している。民主党はマニフェストや政治主導と言う言葉の信頼を失わせ、菅総理は「事態収拾の道筋を付ける責任がある」という。

又、大連立構想では自民党に首相の座を譲る大胆な発想も大事だとしながらも、大連立より、○○特命政権にした方がわかりやすいとも提起している。

有識者で作る「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の提言だ。菅総理はしっかり対応しなければならない。

政治ゲームは、もう御免だ。

写真:再生自然エネルギー推進法案の推進議連ではしゃぐ菅総理 2011.6.16TBSニュース23クロスより

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