2013年1月17日木曜日

大飯原発・活断層調査:航空レーザー測量で最終判断を

大飯原発・活断層調査に「航空レーザー測量」を採用できないか。大飯原発の下を走る活断層調査が行き詰まっている。数次の現地トレンチ調査でも「活断層か、地滑りか」判断がつかなかったようだ。

地質学的にもどう決着がつくのか注目していたが、今唯一稼働中の原発を止めることになるかもしれない活断層調査は、社会的影響も大きく、なかなか最終判断を下すのも決断が要る。

素人考えでは、地滑りだとその幅は数百mだろうが、活断層なら数kmだろう。原発施設からかなり離れたか所での新たなトレンチ調査も考えられるが、どこを調査すればいいのか判断に苦しむだろう。

そこで、以前から話題にはなっていた「航空レーザー測量をやってみたらどうか。

朝日新聞(2013.1.17)で「活断層 レーザーで見抜く」の記事に目がとまった。

それによると、建物や樹木などが密集する地面の地形を上空からレーザーをあてて透視することにより活断層が見分けられるというのだ。

15年前から開発され、今は精度も上がっているようだ。

昨年11月の日本活断層学会で名大の鈴木教授が、阪神大震災で大きな被害の出た市街地でも活断層の分布がはっきり確認できたという(同上)。

現地トレンチ調査と、こういう最先端の科学調査で大飯原発の活断層問題に終止符を打ったらどうか。

日本はどこへ行っても活断層だらけだ。日本海側も巨大地震の可能性はある。その時期が40年ほどの耐用年数までには発生しないだろうと思うが、わからない。

万一発生し、原発の重要施設が破壊されれば、福島第一原発の二の舞だ。放射能汚染が広がり琵琶湖の水が汚染されれば、それこそ嘉田知事が危惧する京阪神の飲料水危機だ。

費用がどれぐらいかかるかわからないが、最先端技術で最後の詰めをやるべきではないか。







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