2013年1月22日火曜日

2%目標明記、無制限枠:日銀は安倍政権に折れたのか

速報を流す読売オンライン
2013.1.22

日銀は安倍政権に折れたのか。2日目の日銀の決定会合の結果に注目していた。午前、為替は89円41~42銭、株の午前の終値は42円安の10705円で市場は様子見だった。13時頃テレビで「日銀「2%目標明記」、「無制限枠」決定」のテロップが流れた。

ネットで詳しく見ようと思ったが、讀賣新聞電子版で「速報 日銀が金融政策決定会合 「物価目標2%」を決定」のタイトルだけが流れていた。

日銀が安倍政権の強い要求に折れたのだろうか。

今まで15年間、日銀の政策ではデフレを脱却することは出来なかった。識者は「この辺で思い切った政策転換を」という発言は大きかった。

そして何よりも、選挙戦での自民党・安倍総裁の口先政策だけで市場は大きく動き、円安、株高基調に変わった。そして「経済を取り戻す」と強く訴えた自民党が政権の座に返り咲いた結果、日銀はこれを民意と感じ取ったのだろうか。

それとも、政権に「非現実的政策」と反論していると総裁人事、副総裁人事を控えて日銀という組織が持たないと考えての組織防衛で政権に屈したのか。

日銀にしても、安倍政権にしても国民経済を守る自信があっての決定なのか。

共同声明での会見に注目したい。

[後記]
市場は織り込み済み(?)で、乱高下しながら円高、株安になった。
ドルは39銭高の89.20円、株価は37円安の10709.93円。

2%目標にどうやって行くかが不明で、波及効果には時間がかかること。無制限枠も2014年以降ということで期待を裏切ったことになるか。

今後は、安倍政権の規制緩和、財政規律、成長戦略が重要になってくる。安倍総理の力量が問われるが、難しいのではないか。

                (2013.1.22 16時)


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