2013年1月17日木曜日

突き進む安倍総理の「アベノミクス」:P→D→C→Aで目標管理を


市場に期待を抱かせている安倍総理は、2%物価上昇率目標に向け「アベノミクス」を突き進めているが、P→D→C→Aによる厳重な目標管理が必要だ。従来にない次元の違う金融政策でのデフレ脱却、機能的は財政政策で緊急経済対策、民間投資を引き出す成長戦略の「三本の矢」は1本欠ける経済再生は覚束ない。

この「アベノミクス」に関しては、専門家でも賛否両論ある。

早く国会を開いて審議し、国民に説明すべきだ。デフレ脱却に向けて2%の目標の意味、その可能性、そして目標達成に向けどのような管理をしていくのか。失敗すればどういう事態が考えられるか。

先に、安倍総理の「アベノミクス」を評価したというクルーグマン教授は、安倍総理の事を「経済政策に関心が乏しく、深く考えた訳ではなかろうが、そんな事は問題ではない。結果も完全に正しい」と皮肉交じりの評価なのだ。

だから、安倍総理がどういう理論で2%目標を掲げてデフレ脱却を進めようとしているかだ。

経済財政諮問会議や内閣府参与の考えを履行では心許ない。

また、2%目標に向け、政策をどう管理しようとしているのか。ここで品質管理で使う手法であるP→D→C→Aが役立つ。

特に大事なのが、C(CHECK)だ。どういう指標で、どういう限界値(管理値)で監視するか。目的に向け外れていれば軌道修正が重要になる。そしてさらに実行をすることだ。

このCHECKは、役人文化ではあり得ないことだ。役人は一度決まった事業は、どんなことがあっても推進し続ける。軌道修正などは先人の仕事を否定することになり、その役人は将来がない。

そんな役人文化で2%物価上昇を掲げてデフレ脱却をやられては迷惑だ。

デフレ脱却に政治生命(?)をかけるのであれば、自らP→D→C→Aを頭に置いて目標管理を怠らないことだ。

各種会議の委員、内閣府参与は失敗しても屁理屈を言うだけで責任は取れない。責任はすべて安倍総理にあるのだ。

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