2014年3月6日木曜日

3月3日、沖縄本島北西沖地震、M6.6 震度4:南海トラフ巨大地震の前兆か

3月3日5時11分 震源域 沖縄本島
北西沖、深さ120km, M6.6
気象庁 地震情報 
南海トラフ巨大地震の前兆か、3月3日5時11分頃、沖縄本島北西沖を震源とするM6.6の地震が発生し、鹿児島県、沖縄県で震度4の揺れを観測した。次いで16分後にも沖縄本島近海を震源にM5,震度3の揺れだ。

ここ南西諸島海溝付近は、巨大地震の発生が危惧されている南海トラフの延長線上にあり、地震調査研究開発本部の「南西諸島周辺の浅発地震」によると、深さ60kmより浅い場所でM7以上の地震は、1901年(M7.5,1938年(M7.2)の2回発生し、津波も伴っている。

領域が広大であるために地震の発生確率などは評価されていなかったが、東北地方太平洋沖地震の発生から、地震調査委員会は伊豆・小笠原・マリアナ諸島沖や南西諸島沖での地震を想定し発生確率、規模を検討するという。最近ではGPSによる地殻変動のデータも加味して、南西諸島海溝沿いと南海トラフ沿いが連動し巨大地震発生の可能性も検討するのだ(日経新聞 2012.3.10 nikkei.com)。

巨大地震の危険が指摘されている
領域
日経新聞 2012.310
そうなるとM9,巨大な津波を伴う超巨大地震となるのだ。

最近は地震の発生規模もM9と大きくなり、単独地震では考えられず、大きな地震の連動が危惧されている。

東海地震、東南海地震、南海地震、日向灘地震など南海トラフ巨大地震の連動による巨大地震が言われたかと思うと、更に南西諸島海溝にも伸びるというのだ。

ところで、「南海トラフ巨大地震が今年の3月までに起きる」という予測を東大名誉教授の村井先生がGPSによる地殻変動の急変動現象から警告している(週刊現代 2013.11.23)。

それによると、九州から四国にかけてM7以上、九州から四国、紀伊半島まで津波が高くなり震度6強の揺れになるという(同上)。

この辺になると、連動して起きる地震が怖いのだ。この沖縄本島北西沖地震がきっかけになって南海トラフ巨大地震の発生になるかもしれない。そうすると死者32万人以上、経済損失220兆円と中央防災会議は試算している。

今、東北太平洋沖地震から3年、未だ復興の途上であるが南海トラフ巨大地震の発生は首都圏にも大きな被害を及ぼし、とても想定が出来ないのだ。

南海トラフ巨大地震よ“御ゆるりと”と願うばかりだ。

全国M3以上の最近1週間の地震活動
気象庁


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2013.11.11掲載
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