2017年11月7日火曜日

先陣を切っての安倍ートランプ会談は、安倍総理の押しかけ会談だったのだ

昨年11月、トランプさんが次期大統領に決まった直後の安倍―トランプ会談は安倍総理の押しかけ会談だったのだ。ニュースの裏が分かれば面白いモノだ。英、独、仏を差し置いて日本の安倍総理がトランプさんとニューヨークで会談すると言うニュースは国内は勿論、世界に発信されたはずだ。

ニューヨークの自宅のトランプタワーに安倍総理が訪問するニュース映像が流れた。政府の要職着くと噂されたイバンカさんが1階まで出迎えたという。厚遇振りだ。

日本の総理もアメリカで認められているのか誤解するほどだった。

ところがその裏話が明るみになった。実体は誰よりも始めにトランプさんと会いたがった安倍総理のごり押しだったのだ。

朝日新聞(2017.11.7)に6日のトランプ大統領夫妻の晩餐会の挨拶でトランプ大統領が裏話を暴露した。

それによると、安倍総理は早く会いたがっていた。でも次期大統領に決まったばかりだし、オバマ大統領がいるのだから「適切なタイミングではない」と考え断りの電話を入れたそうだが、留守電で既にニューヨークへの飛行機に乗っているという。着陸してから断るのは難しいので「会うことに決めた」と言うのだ。

何のことはない安倍総理のごり押し、押しかけ会談だったのだ。確固たる約束も取れずにニューヨークに向かったと言うのだが、確か南アメリカ(アルゼンチン?)での国際会議へ出席する途中の立ち寄りだったはずだ。

メデイアは安倍総理の行動を正直に伝えているが官邸、外務省の役人では裏で想像を絶する無理強いをしているのだ。

何も疑わなければ「我が総理は偉いモノだ」と感心するところだが、アメリカ大統領に会えることは政権維持に欠かせないのだ。自民党政権時の麻生総理(当時)は大統領の日程がつかないのに日帰り出張をやってのけた。誰かと会談しているときにチョット大統領が通りかかる演出のようだった。
この時の日本の政界は「何時解散か」で騒がれているときで、政権維持のための決行だった。

安倍総理は「会いたい会いたい」の一心だろうが裏方はたまったモノではない。失敗すれば首が飛ぶ。

今回の訪日もまず日本が最初を折衝、ゴルフ、天皇皇后との会談、度重なる会食、移動では数十台が連なる警備車、21000人の警察官と最大級のおもてなしと警備だ。

メデイアも大変だ。官邸からはスケジュールが配布され、要所要所に取材クルーを配置しなければならない。今日のテレビの情報番組は事細かに大統領訪日のニュースを流すが、もうすぐ賞味期限は切れる。大騒ぎしてもそんなモノだ。


安倍総理とトランプ大統領の親密さを世界に発信して終わりなのだ。そのトランプ大統領も米国内では厳しい立場に立たされているという。一蓮托生にならなければ良いが。

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