2017年11月14日火曜日

今日の新聞を読んで(117):都民ファ、葛飾区議選惨敗 小池旋風止みか

13日開票された葛飾区議選で都民ファーストの会は5人立候補し1人が31番目(59人中)で当選、4人が落選し、あの小池旋風も止んだようだ。小池知事が都政で失敗すれば失脚か。

当選した1人は旧民主党出身、落選した4人は小池塾の出身者だ。でも当選ラインを2200票とすると5人ではなく3人に絞っていれば全員当選の可能性もあったのだ。そうなればメデイアはどう評価していたか。

新聞報道によると落選者が敗因として、小池さんが応援に来なかった。あれ以来「小池さんは嫌いよ」と追われだした。小池知事の都政への実績が乏しいと言うのだ。

負け戦を嫌って小池さんは応援に一度も来なかったのか、都知事の仕事に専念する姿勢を見せたのか。あの「排除します」の発言は厳しかったことを本人も認めているが、その後に続く文脈があるがメデイアは報道していない。確か、後になっていろんな考えが出て来てゴタゴタすることを嫌ったのではないか。それがあの時点での民進党の評価だったのだ。

TBSテレビで「たけしのTVタックル」に若狭さん、松原さんや自民党議員が出演し衆院選を振り返っていた。

松原さんは東京3区だが、民進党を早々と離党し小池新党に加わった。選挙では自民の石原さんに負け比例復活だったが、松原さんが小選挙区で勝っていれば若狭さんは惜敗率も良かったので当選していたはずだという発言がアリ、松原さんは「すみません」と頭を下げていた。

松原さんが「希望にうつって良かったのか」と聞かれ「微妙なところ」と答えていた。無所属で戦っていたら実績からして当選したかも知れないのだ。

希望の党の敗因は「小池さんが出馬しなかったこと」という発言が多いが、若狭さんは「始めから出馬の意向はなかった」という。記者に曖昧な発言をして「決定を先送り」にしていた作戦に出たのだろう。

政治評論家が「クルマを発注していた」といえば、若狭さんは「そんな事は無い」と否定していた。若狭さんがNHKで「次の次ぎを狙っている」と発言したことは本音だったのだろう。「小池さんから「どう」言われたのか」と聞かれ若狭さんは「余り言うな」と言われたという。

私は敗因に、小池さんに名前に期待しすぎた、希望の党の体制が出来ないうちに「小池頼り」では有権者は「どんな政党でどういう体制で国政を担うのか」不安だったのではないかと思う。

そして候補者は地元で日頃から政治活動をやっている候補者なら良いが、落下傘候補で団地の名前もしらない候補者では心許ない。

都民ファーストの会の都政での活動も余り評価出来ない。「小池ヨイショ」では飽きられる。

小池さんは今まで敵を作り敵をやっつける姿を見せて人気を博していたが、今思えば「本当の敵は「自分自身である」ことに気づくのが遅すぎたのだ。


今後人気を挽回するのは都政での実績、豊洲問題、東京オリンピック問題などがあるが失敗すれば全て小池さんのセイにされてしまう。政治家は支持が落ちればそういう運命にあるのだ。

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