今日の新聞折込チラシにも8,9の数字 が踊る |
値札の1円の位、10円の位に8,9を多用し、スーパーは割安感を主張しているが、これは販売者価格で生産者価格はどうなっているのか。適正価格が分かりづらくなっているが、これに消費税増税が加わってくるとどうなるのか。
台風18号の影響が予想された16日、早めに家内とスーパーへ買い物に行ってきた。
横殴りの風雨と風だけの繰り返す天候で台風による影響はまだなさそうだった。
店に入って値札を見ると1円の位、10円の位に8,9を多用する商売だ。若い店員さんに1089円の値札が付いた商品を指さして「8,9と言う数字が目立ちますね」と聞くと「1100円では高い感じがしますからね」と言って、「お安くなっています。どうですか」と誘う。
弁当、生鮮食料品の一部を除いてほとんどそうだ。
この8,9を多用した値の付け方は、「ジャパネットたかた」が最初だと思った。今は扱っていない大型のテレビが198000円、そのほか19800円、9800円、小物では980円と1000円、1万円、2万円、20万円払ってもおつりが来る割安感を狙ったのだろう。それが消費者を引き付けたのも確かだ。
でも、これは販売者価格。生産者価格はどうなっているのか。適正価格は本当のところいくらなのか分からない。生産者を守るためにも「価格は生産者がつけるもの」という意見もある。
不思議に思ったことは、食の安全で一時生産者は誰か、遡って確認する方法がはやったことがあるが、今は表示を余り見ない。消費者も熱しやすく冷めやすいのか。
しかし、被災地産の商品は少ない。サンマも北海道産だ。家内は肉類も孫達に食わすには九州産、大人が食べるのは山形産でもOKと区別しているらしい。
魚類、肉類では国産か輸入品かの表示がされている。さすがに中国産はない。週刊誌などで中国産は農薬などの汚染が激しいと言う記事が目立ったので当然だろう。安値はまず生産国を確認することだ。
ところで、こうも8,9の数字が多用されると、その商品の本当の値段が分からなくならないか。本当に安くなっているのか。それとも安い物でも8,9をつけると高めに売ることが出来るのではないか。
販売者価格で生産者は泣き寝入りしていないか。田舎の直売所に行くと、生産者が値をつけている。それでも食の安全が分かるから売れているのだ。
今日の新聞折り込みのスーパーのチラシにも8,9の数字が踊る。
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