2013年9月21日土曜日

東京都地震危険度マップ上位地区:荒川区町屋4丁目、荒川6丁目に行って来た

狭い路地に木造住宅が密集
荒川区荒川6丁目にて
2013.9.21
東京都が地震発生時の危険ランキングを発表、その上位地区、荒川区町屋4丁目、荒川6丁目に行ってきた。建物倒壊危険度に液状化を加え、総合危険度に道路が狭く救助活動の難しさを表す「災害時活動困難度」を指標に加え、5133地区のうち最も危険の高い「5」が84地区になって、町屋4丁目、荒川6丁目は1.2位にランクされた。

特徴としては地盤の軟らかい荒川沿い、墨田川沿いに危険度の高い地域が広がっている。

21日、この2つの地域を見るために都営千代田線町屋駅に降りた。

第九峡田小学校 一時集合場所に
なっている 荒川6丁目
地図とにらめっこして荒川6丁目に向かうと直ぐに第九峡田小学校に出る。ここは災害時の一時集合場所になっており、ここから「尾久の原公園一帯へ」と書いてある。尾久の原公園は隅田川河川敷近くだ。

路地に入ると木造住宅が密集し、道路幅は狭い典型的な木密地域だ。「貨物車通行不能」の看板が掛かっている。

初期消火に力を入れているのだろう、各家の軒先に10リットルの赤いバケツがあり、消火用の水か入っている。雨水で補給できるように工夫した家もある。

勿論、小型消火器や大型消火器も所々に設置されている。

狭い路地なので通行不能の掲示
荒川6丁目
町内の掲示板には、「毎月1日都防災の日 みんなで火の元を点検しよう」と掲示されている。確かにそういう標語があったが、今は忘れていないか。

町屋2丁目に防災広場があり、防災器具、防火用水、防火バケツ、ぼうさい井戸もある。公園が防災広場になっているのだ。

ランキングに載ったからと言って落胆することはない。それなりに防火対策に工夫されているのだ。

私たち年配者は子どもの頃、NHKの「バス通り裏」を見ながら夕食をとったものだ。この付近も「小さな庭」や「路地」がコミュニケーションの場であったのだろうが、50年後の今、災害危険地域になったのだ。

防火用水のため各家に赤いバケツ
荒川6丁目
所々に空き家もあるが、皆生活している。再開発の動きはなさそうで、今はやりの小さな家の建設が始まっているところもある。


兎に角、防火活動に力点を置いて防災活動しているよう
だ。





町屋2丁目防災広場
防災器具倉庫、防災バケツ 防火用水 ぼうさい井戸

町屋4丁目も狭い路地に
木造住宅が密集

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