29日投開票の堺市長選は、橋下維新の会が敗れた。どういう展開になるか注目されたが、開票を待たずにテレビは竹山さん当確を報じた。出口調査で圧倒的に竹山優勢だったのだろう。
橋下さんの「僕の争点設定が間違っていた」という敗因を聞くまでもなく、「堺をつぶさない」、「堺は残す」は、分かりにくい争点だった。
この結果、橋下構想である大阪都構想は大阪市、大阪府で進めることになるのだろうが、橋下さんの求心力低下もあって前途多難だ。
「堺市長選と日本維新の会は関係ない」、「共同代表を辞めない」という発言も有権者にとっては理解できない。
今までの維新の会への支持は、橋下さんが言う「ファッとした民意」も橋下さん自身の言動で離れ、維新の会の衰退が始まっているのではないか。
民主党もそうだが、どうして野党はケジメが出来ないのか。負の遺産をどこまで引っ張れば気が済むのか。
逆に、ケジメが付けられないところに、「党の問題」があるのではないか。それでは、国民から離れていくばかりだ。
政界再編も含めて、日本維新の会はしばらくは様子見だろう。
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2013.9.22掲載
堺市長選:「堺を残す」「堺をつぶさない」の分かりにくい争点?
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