2018年4月20日金曜日

後がない安倍総理:民主党政権時の菅総理に似ていないか


安倍総理もここまでかという感じがしてきたが、思えば民主党政権時代の菅総理に似てきた感じだ。小沢さんとの権力闘争で明け暮れ「小沢さんは静かにしていてほしい」と断絶発言をしたことで人気が出てきた。支持率が上がったのだ。

しかし、市民運動家出身の総理として当初は評価されたが小沢さんとの権力闘争、そしてあってはならない3.11東北地方太平洋沖地震での巨大津波で東電・福島第一原発が放射能汚染事故を引き起こし対応に不手際もあって政局は「いつ解散、総選挙」になった。

東電事故対策の陣頭指揮にあたったが、総理として現場確認を急いだために周囲の反対を押し切りヘリコプターで現地に飛び、東電の現場でひと悶着あった。総理が来たために対応処置が遅れたと批判されたのだ。

しかし、責任ある総理だったら「現場確認」は必須なのだ。誰が総理であっても、その思いは強いはずだ。現場を知らずして何ができるのかということだ。

付近の住民の避難にあたっても汚染情報を流さず放射能が流れている方向へ避難させたことも厳しい批判を受けた。

引責辞任、解散総選挙を野党である自民党が訴えたが菅総理は次々に政策を打ち出し「達成のめどがついたら辞任する」と応戦した。政策課題は山積していたのだ。

国会は批判集中で審議はストップ、ついに引責辞任、たらいまわしで野田政権が誕生した。野田さんは停滞する政治に対して「前へ進める政治」を打ち出したが「いつ解散総選挙」の政局は止まらなかった。

そして今、自らも絡んだ森友、加計問題、財務省事務次官の辞任、防衛省の日報隠ぺい事件など一強政権の姿は消え、安倍政権から国民は遠ざかってきた。

小数議席だが野党は「安倍総理の引責辞任」を要求する。

それに対して安倍政権は次々に政策をあげて政治が停滞する暇はないと野党に反撃するのだ。

予算、日朝会談を含め急展開される北朝鮮問題、対米貿易、公文書管理、財務省の危機、立ちなおし、混乱の始まりの森友、加計疑惑の処理、どれをとっても山積する政治課題だが安倍官邸は民主党政権時の菅政権と同じ考えだ。

特に今回の国会の目玉政策ある働き方改革など国民の生活に関わる重要法案の成立を挙げている。

自民党は圧倒的多数の議席を持っているのだから解散総選挙に打って出ることも考えられるが野党もだらしない状況であることを考えると自民党が勝つだろう。

でもここは自民党内で「たらいまわし」することも考えられ。9月まで持たず、
自民党総裁選を実施し新しい総裁を選らぶことだ。

民主党政権時にたらいまわしで野田政権が誕生したように。

安倍総理にとって「蟻のひと穴」は何だったか。それは安倍さんの友人関係だ。「欲のない友人」ではなく「欲望たっぷりの悪友」だったのだ。

菅総理に比べて質の悪い総理だったのだ。


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