2018年4月16日月曜日

【推論】安倍、柳瀬は訪米の機内で何を相談するか、経済か、加計問題か


これは推論であるが、17日に安倍総理が訪米の途につくがその機内に今、問題になっている人物である柳瀬・元首相秘書官も一緒だという。今回のトランプ大統領との首脳会談は経済が主テーマで経産省のNO2の審議官が同行するというのだが、本当に相談するのは経済問題か。誰が考えても加計問題をどう切り抜けるかにあるのではないか。

常識のある総理だったら国会で野党から厳しく追及されている「本件は首相事案」と言い、国会でも招致が予定されている柳瀬さんの同行は避けるべきだろう。余分な疑問を抱かせるだけだ。

当初は北との拉致問題が進まず、米朝会談を前にトランプ大統領に口添えを頼むつもりだったのだろうが日米首脳会談は経済が主テーマとなりそうだ。折角の安倍―トランプ会談だから「拉致問題は分かった」という程度なのだろう。

トランプ大統領は当初ゴルフ外交を希望していたようだが安倍総理は国会中でもあり、また森友、加計問題で責任が集中している状況下では「まずい」と考えたのだろうがトランプ大統領のたっての希望を無碍には出来なかったようだ。野党から何を追及されるか、物議を醸しそうだ。

それでもやっぱり気になるのは柳瀬元秘書官の「首相事案」発言だ。国会招致も今度は自民党も拒むことは出来ない。参考人招致か、証人喚問かが焦点になる。

訪米の機内では打ち合わせは経済より国会招致の問題だろう。経済ではある程度のお土産を持ってきた。対日貿易赤字対策だ。日米経済対話で逃げることも考えられる。麻生さんに丸投げだ。

ところで加計問題の経過を今まで報道された記事から推論してみよう。

(安倍)「国会招致は大変だなー」
(柳瀬)「仕方ありません、総理を守るためには「会った記憶がない」で通すしかありません」
(安倍)「そうだが国民も私を信用していない。モット説明が必要と言う」
(柳瀬)「・・・」
(安倍)「ある時、加計理事長より念願の新獣医学部新設を進めるにはどうしたら良いか、相談された」。
(柳瀬)「今まで規制改革では文科省が「ウン」と言わずうまく行かなかったので戦略特区構想で押したらどうか考えた」。
(安倍)「戦略特区構想はアベノミクスの第三の矢であり、私が戦略特区審議会(?)の議長だから事務局から提案があれば何とかごり押しは出来る」
(柳瀬)「ところが京都産業大も参加する事を示してきた。鳥インフルエンザの大家である大槻さんもいる。どう考えても加計学園には不利だ」
(安倍)「そりゃ困ったな。何とか一事業者に絞ることが出来ないか」
(柳瀬)「方法としては今まで大学のない空白域、四国か、内容も今までにない教育内容で期待に応えることにした」。
(安倍)「そうなるとうまく行き。事業者が1つならうまく行くだろう。戦略特区審議会(?)が承認すれば良いことになる。事務局が案を出し、議長である私が認める。一点の曇りもない」
(柳瀬)「文科省の審議会が難癖を付けてきている。事業を進めるためには藤原さんに面会させアドバイスを受ける事を愛媛県、今治市の担当者に伝えた。自治体も熱心に取り組む姿勢を示した方がいい」
(安倍)「私も戦略特区構想を進めるため協力すると言っても良い」
(柳瀬)「首相事案と言うことも出来る」
(安倍)「急がなければ4月開校で学生を募集するタイミングがある」
(柳瀬)「おしりが決まっている」
(安倍)「今度、加計理事長とゴルフするからそう言っておく」

これが今までの安倍総理と柳瀬元秘書官との会話ではなかったかと推論する。
あくまでも推論だ。

最近の新聞で京産大の大槻名誉教授が希望は持っていたが断念した経緯を述懐
している。

柳瀬さんが証人喚問に呼ばれても肝心な点は「刑事訴追の恐れ」を理由に証言
拒否すれば良い。偽証罪に問われても真実が分からないのだから偽証など証明
出来ない。

ところが先に証人喚問した佐川さんの事例は参考にならない。毎日新聞では立
件が難しいと出ていたが私もそう思う。佐川さんの文書改ざんは事件の本筋に
何ら影響していない。文書を改ざん、削除しても国有地を格安で払い下げたこ
とには変わりないのだ。格安価格や売買は前任者の時に終わっているのだ。

一方、加計問題では柳瀬さんの言動は加計学園の新獣医学部建設に大きく影響
している。競争なしでの大学の建設そして国や自治体からの巨額の資金の提供
は税金からだ。

大事業が安倍総理の友人と言うだけで優遇され行政の公平、公明さを阻害する
行為は許されない。

佐川さんと柳瀬さんとの責任は大違いなのだ。




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