2018年4月9日月曜日

4月9日、島根県西部地震多発、6時間で24回、震度5強の強い揺れも

日本気象協会のtenki.jpの島根県西部地震埜路新情報に
他の情報を書き加えた 山口県から京都府北部にかけて
震度1以上、10kmと浅い震源での地震が多発する
地帯が分布している

9日朝、目覚めてラジオを付けると定時ニュースで島根県西部を震源とする地震の発生を知らせた。島根県太田市で震度5強、出雲市で震度5弱、倉敷市で震度4、中国、関西、四国と広い範囲で揺れた。津波の心配はないという。

この付近は島根県では空白地帯と専門家は指摘するほど大きな地震は発生していないが宍道湖のある島根半島には鹿島(宍道)断層帯が走っており島根原発も立地しているが、原発には異常がなかったという。

気象庁の気象情報を開いてみると、夜中の1時から朝の7時までの6時間に24回も同じ震源(北緯35.2度,東経132.6度)、震源の深さは約10kmで揺れ震度は5強が1回、震度4が4回、震度3が3回、震度2が7回、震度1が9回記録された。

固着域が一気に動いて大きな地震になるのではなく、何回も分けて小刻みに動いたのか。

遠田先生は、その著書で地下10~15kmの地震発生帯は花崗岩で出来ており300~450度で溶けゆっくり流れるという。脆い脆性から延性に変わるという。2000~2016年の間で深さ20km以浅で震度1以上の地震活動が活発な地帯が山口県から京都府北部にかけて帯状に分布しているのだそうだ(「活断層地震は何処まで予測できるか」 遠田晋次 ブルーバックス)。

島根半島には島根原発が立地し鹿島(宍道)断層が有り断層の長さは約40kmと言われているが中国電力は22kmと短く評価している。短いほど地震の規模は小さくなる。だから事業者は地震の規模を出来るだけ小さくしようと企んでいる。

この付近に活断層が見つからないのは、発見しにくいのだろう。大きな断層がなければ歪みを解消する機会が少ない。首都圏だって堆積層が厚く活断層が見つけにくいために地震予知も難しくなっている。

島根県は専門家が地震空白域と言っている地域で、地震が少ないところだが、日本気象協会のtenki.jpで「島根県西部地震」を検索してみた。

確かに今回は多発しているが2011年以降で見ても数は少ない。以前は山口県境で発生していたが最近は今回の地震域だ。過去には浜田地震が沖合で発生している。空白地帯があると言えばそうかも知れない。


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