2018年4月26日木曜日

安倍総理の「黒い霧」解散?:600億円で疑惑をぶっ飛ばそうとでも言うのか


森友、加計問題、自衛隊の日報隠蔽、財務省の文書改ざんは安倍総理自身の関与する疑惑事件である「黒い霧」を600億円というおカネでぶっ飛ばそうとでも言うのか。総選挙には600億円かかる。それでも自民党の森山国対委員長が内閣不信任案でも出されれば解散という手もあると言いだした。

麻生財務相引責辞任、文書改ざんの月内調査報告、柳瀬元首相秘書官の証人喚問など野党要求に自民党がゼロ回答していることで野党が硬化し国会審議が中断している。

安倍総理が絡む疑惑事件から発生している諸問題の解明が先か、国民の生活に関係する働き方改革など山積するテーマの審議が先か。世論調査では国民の判断は五分五分だが民主主義の根幹を揺るがす公文書改ざん、コンプライアンスが出来ていないことが明らかになった自衛隊の日報隠蔽事件、官庁中の官庁である財務省の体たらくによる麻生財務相引責辞任要求は解明を含めた再発防止策の検討は最重要課題だ。

今後も安倍政権に政治を担当させる是非が問われるのだ。

今日の衆議院で安倍総理は「解散は私に頭に中に全くない」と言うし、二階幹事長は「幹事長の知らない解散はありっこない」と火消しにおおわらわだ。

先の総選挙からまだ6ヶ月しかたっていないし、実施すれば必ず自民党は議席を減らす。政権交代することは絶対にないだろうが自民党優位には変わらないだろう。

テレビの情報番組は佐藤内閣の時の「黒い霧」解散を例に出すが、今回は安倍総理の疑惑事件に絡んだ「黒い霧」解散と言っても良さそうだ。日本の憲政史上稀なる総理夫妻による大疑獄事件なのだ。

解散総選挙は総理の専権事項、立憲の枝野さんは「内閣不信任案」は最善の場面で使うと言う。

働き方改革関連法案の国会本会議で「内閣不信任」案の提出が考えられるが今の状況で安倍総理が国会突破の求心力を保てるか。

結局は自民党総裁選で3選を目指せるか、自民党の浄化作用が働いて「安倍おろし」が始まるか。安倍右翼政権に愛想を尽かされ保守系リベラル政権が生まれるか。

自民党、公明党の真価が問われるのだ。

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