2018年4月26日木曜日

週刊誌が政治家や官僚の姿勢を正すことが出来るか


週刊誌が政治家や閣僚の姿勢を正す役割を果たせるか。地検特捜部より週刊誌の方が政治家や官僚の不正、不祥事をあぶり出している。勿論捜査権を持つ地検が自由に動けることは出来ないが、週刊誌に後れを取っているのでは「バッチを捕りに行く」という特捜部の役割を果たしていないのではないか。

週刊文春が林文科相が公務の合間に公用車でヨガ通いを暴露された。ウン悪いことに国会で文科省が野党の追及を受けていた時の不祥事だ(?)。

林文科相は早速謝罪会見を開き、キャバクラのような所ではないと弁解、謝罪の言葉は何故かペーパーの棒読みだ。例に漏れず文科省の関係官僚が雁首そろえて言い訳を書いたモノを読み上げていたのだ。

我々の官僚を自らの不祥事の対応にしようするなどもってのほかだ。何と考えているのか。

週刊新潮は今問題になっている財務省の福田事務次官のセクハラ行為を暴いた。福田さんは例に漏れず「やっていない」という。週刊誌によると財務省の記者クラブの女性記者を夜中に電話し会う約束をしたらしい。女性記者は財務省の文書改ざん、佐川さんの問題で何か情報を得ることが出来るノではないかと期待して数回福田さんにあったらしい。

ところが回数を重ねる毎にセクハラ行為が目立ち、怖くなって録音、テレビ朝日の上司に相談したが埒があかず録音テープと一緒に週刊新潮に情報提供し記事にされたようだ。

福田さんは最初は否定していたが、内容の全体を読んで欲しいと訳の分からないことを言い、結局は「仕事に支障がでた」と辞任した。

テレビ朝日、被害女性記者の処置の是非が問われているが、「公共の福祉」を考え正当化しようとしている。私も問題はあるが仕方ないことだと思う。

こう言う不祥事が出てくるにつけ、週刊誌はどうやって情報を得ているのか疑問に思う。ピンポイントで張っていれば当たる事を考えると誰かが情報を流しているのだろう。
相当前だったと思うが、地検特捜部の人に「検事さんも情報を求めて町に出るんですか」と聞かれたときに「情報を求めて出ることはありません。新聞、週刊誌、スポーツ新聞などを読んでいます」ということだった。週刊誌などが釣り上げた獲物を行けるかどうか判断しているのだ。

森友問題でも活躍した安倍総理夫人の昭恵さんの言動を週刊誌は詳しく記事にしている。夫人が国会に証人喚問されないよう踏ん張っている安倍総理が哀れだ。

夫婦仲の悪さ、嫌悪な嫁舅のなか、離婚の危機と詳細に報じる。安倍家の家庭内問題が、このような異常な政局を生んでいるのか。

良くある事だが、チラッと新聞に載った記事が、後日週刊誌の記事で「そうだったのか」と納得のいくことが多い。新聞も知っているだろうが書けないことを週刊誌は書けるのだ。

そもそも政治家や官僚の不祥事は永田町、霞ヶ関では以前から有名な話だった事が多いようだ。だから「敵に刺される」事があるのだ。麻生さんが福田さんのセクハラ行為を「はめられたという説もある」と会見でしゃべり顰蹙を買っている。

今、政治家、官僚の質が低下している。永田町、霞ヶ関を浄化するのは週刊誌に頑張ってもらうしかないのだ。

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