ASEANの中の中国の存在は嫌われる中国、反対に期待される中国の二面性を持ちASEAN諸国の対中政策もまとまらない。国連安保常任理事国で世界の平和を維持する責任が有りながら自ら紛争の当事者になる。一方、中国国内の巨大な市場、中国の資金力に期待する向きも大きい。
昨日閉会したASEANでも中国に対して昨年の「関係改善」から「信頼と信用を失う」と軌道修正した。議長国の意思も大きく働く。
24日にはベトナム漁船が中国漁船に体当たりされ沈没した事件が起きたが、同じような違法行為が繰り返されている。何処の国か忘れたが中国漁船を爆破した国も出て来た。会議直前にやってしまう中国の横暴さ丸出しだ。
日本の尖閣諸島周辺での領海侵犯、漁船や公船による威嚇行為も「尖閣は中国の領土」と主張する。周辺海域に資源が埋蔵されていることが分かればその行為もエスカレートする。
国連常任理事国としても矜持などない。逆に拒否権を乱用し国連の批難を回避する手段出でる。
一方で、貿易やAIIBで豊富な(?)資金を利用して覇権主義に走る。一帯一路、海のシルクロードと言いながら中所得国へ経済援助する格好で港湾建設し軍事化を目指している。巨額の資金援助を返還出来ないときは港湾施設周辺を取り上げ中国の領土化するのだそうだ。
対米貿易赤字が問題になっている。トランプ大統領は搾取していると言うが、クルーグマン教授は日本や韓国から最先端部品を輸入し加工し輸出しているだけだという。
専門家はこのまま行けば2030年代初めにはGDPで世界一位になりIMFの本部がワシントンから北京に移るという。中国は出資金を増やし国際機関の主導権を握りアメリカに取って代わろうとしているのだ。
何年かして政権が変わり中国の財政収支を見ると驚くことに巨大な債務国になっていたと言う事にならないか。それも習政権が終わる7年後のことだ。
兎に角、中国の言動には要注意だ。
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