気象庁 地震情報 2018.4.14 |
14日10時40分頃、テレビが愛知県西部を震源とする地震の発生を伝えた。震度3だ。珍しい場所であり、南海トラフ巨大地震の震源域にも近いのではないかと気象庁の地震情報を確認すると共に南海トラフ巨大地震の震源域も確認した。
震源は愛知県西尾市付近で震源の深さは10km、M3.5最大震度は3だった。
南海トラフ巨大地震の震源域は研究が進むにつれて広くなっている。震源域は6海域に別れているが、今回の発生震源は遠州海域に位置し内陸部でど真ん中ではない。
愛知県西部地震の発生経過を日本気象協会tenki.jpで見ると最近2014~現在までで23回、そう多くはない。震度も1~2で今回が3だ。震源は震源域をはさんで内側、外側に分散しているが震源域内の方が回数は多い。
tenki.jpの愛知県西部地震の地震情報に 過去の震源と南海トラフ巨大地震の 震源域を記入 |
でも、遠州海域は南海トラフ巨大地震の発生では重要な位置にある。
1944年の昭和東南海地震は、南海トラフの震源域の東側の遠州海域、熊野海域がまず動き2年後の1946年に西側の室戸海域、土佐海域も動いて昭和南海地震が起きたのだ(読売新聞2017.4.2)。
読売新聞 2017.4.2 |
だから南海トラフではまず東側から動くと思われているのだが、1707年の宝永地震ではこれらの震源が同時に動き甚大な被害が出た。津波高さは豊橋で20mを予測している(同上)。
30年以内にM8~9の地震が発生する確率は60~70%、M8クラスでは100~200年周期で発せするとみられている。
専門家は次に発生する時期を南海地震では2030年初めと見る人もいれば200年先と予測する別の専門家もいる。
しかし遠州海域、熊野海域での発生には要注意だ。
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