2018年4月28日土曜日

土俵上での「女人禁制」:どうして嫌がることを強要するのか


土俵に女性を上がらせない女人禁制の伝統(?)を日本相撲協会は何処まで守れるか。逆に嫌がることを巡業先の女性市長は「土俵上で挨拶させろ」とどうして要求するのか。相撲協会が嫌がるのだから強制せず、NO2などの助役が代行出来ないのか。

舞鶴市での春巡業で土俵上で挨拶していた市長が体調不良で倒れたときに女性看護師が救急治療で土俵上に上がり人工呼吸を施していたときに行司が「女性は土俵から降りて下さい」と再三にわたり注意したという。

緊急事態の時に伝統を優先するのかと物議を醸し、日本相撲協会の八角理事長は関係者に謝罪したと言う。

ところが、巡業先の宝塚市でも女性市長が「土俵上で挨拶させろ」と物議を醸したという。過去にも女性大阪府知事が優勝トロフィー授与で上がろうとしたが相撲協会が拒否した例もあった。今回もその話が持ち上がっていた。

いずれも土俵下での女性市長の挨拶でかわしたようだが、そんなに大事な事なのか。

相撲協会は「国技としての伝統」(?)を守るために嫌がっているのだろうが、「挨拶させろ」と要求する方も問題ではないか。

そんな市に巡業しなければ良いのだし、嫌なら呼ばなければ良いだけの話ではないのか。

「こども相撲」で女の子はどうなるのかと言う。上がってはいけないのであれば女の子は参加出来ないことになるが、相撲の好きな女の子には気の毒な話だ。

これからの相撲人口、相撲人気を維持するためには「女性、女の子が土俵上に上がってはいけない」事など何とかしなければならないだろう。

1つの方法として国技を返上し女性も土俵上で競技できるようにすることだ。プロレスだって女性が人気を表している。

法の下では男女平等だが嫌がるモノに無理強いすることを保障しているとは思えない。

相撲協会の伝統を重視し、嫌なら呼ばなければ良いし、呼びたいのであれば助役など男性に代行させれば良いだけの話ではないのか。

男性ばかりの職場と思っていた分野に女性が果敢に挑戦する姿を見ることが多くなった。先輩男性は当初は「女が」と思っていたようだが、今は良き理解者になっている。

考えてみよう。大相撲のように土俵上で男性力士と取っ組み合いする女性の姿が想像出来るか。

強情張らずにここは我慢だ。

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