ゴーン被告の日産資金の私的流用疑惑の関係先である企業の代表のキャロル夫人の証人尋問を11日に応じたという。1週間前は検察の任意同行を拒否し、そのまま出国したために裁判所による証人尋問にも応じなかったのに何故だ。
フランスに出国したのはゴーン被告を助けるためだとインタビューした新聞は報道している。フランスで何かあったのか。恐らくフランス政府に助けを求めたがフランスでもゴーン被告の悪事があばかれて、政府だって助けるわけにいかなかったのではないか。夫人は「ショックだった」と言っているらしい。
フランスはゴーン被告の味方ではなくなった。だから日本に戻ってゴーン被告のそばにいようと考えたのだろう。
裁判所の証人尋問に応じる考えになったのは、フランスの知人や弁護士に相談したのではないか。「逃げていると裁判官の心証を害する」ということで急きょ応じたのだろう。
新聞報道ではゴーン被告の不正を否認すると言う。当然の話だろう。だから会社の業務、資産関係、入出金、10数億もするクルーザーの購入、購入目的、使用用途、会社とゴーン被告の関係などが問題になるはずだ。
恐らく代表と言っても実権はないし、「知らぬ存ぜぬ」で逃げることもできる。
ゴーン被告が一連の行為で「無実」を主張しているのは「日産、中東日産」の範囲内での手続きであってマネーロンダリング(?)のかかわる範囲は日産とは関係ないと区分しているためではないか。
その点が今回のゴーン被告の経営者不正を追及する場合の大きな争点になるのではないか。
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