ホヤ |
福島をはじめ8地域の水産物の韓国輸出についてWTOは1審小委員会の「韓国の基準を満たし禁止する必要なし」の是正判決に対して今回のWTO上級委員会は「基準は満たしているができるだけ低い基準に抑えたい」という韓国の要求が認められ日本の敗訴が決まった。
韓国では、「輸入禁止は当然、水産物の汚染が心配」と判決を歓迎する。
一方の日本の生産者は「基準を満たし、安全も確保されているのになぜだ」といぶかる。政府も「WTOという一つのツールがなくなったが今後は二国間交渉で努力する」という。
今回の輸入禁止継続はいろんなところに影響が出てくる。
(1)70%を韓国に輸出していたホヤ養殖業者は困惑する。できるだけ内需を起こし国内消費に向けなけねばならないが、無理なのか。
(2)未だ23カ国が輸入禁止しているが、輸入している31か国に影響が出ないか。
(3)そして、今福島第一原発の廃炉に向けた作業が進んでいるが、一番の問題はトリチウム廃液の貯蔵が限界に来ている。漁業関係者は海洋投棄に反対する。今稼動している原発もトリチウム廃液は海洋投棄していて安全だというが納得しない。
トリチウム廃液の海洋投棄を許すと風評被害が拡大し、ますます水産物の輸出は難しくなる。
(4)どうしてこうなったかわからないが、今の日韓関係が影響しているのではないか。韓国は今、何かにつけて反日だ。だから今回のWTOにも執拗に禁止策を主張したのかもしれない。
東北の被災地復興を優先課題にする安倍政権だが、桜田さんの失言といい、今回のWTOの判決といい安倍政権の熱心さが感じられない結果ではないか。
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