2019年4月12日金曜日

対自民党で岡田、野田両氏が訴える「野党第一、第二党は力を合わせる関係の構築を」


立憲民主党会派の岡田元外相、野田元総理が自民党に対抗するために「野党第一党、第二党が力を合わせて戦う関係を築け」と注文を付けた。朝日新聞(2019.4.12)の「#政界ファイル」でだ。

先の統一地方選前半での結果を見ると政令指定都市市会議員選での獲得議席は自民党32%、立憲民主9.7%、国民民主3.2%で各メデイアの世論調査での政党支持率に近いが、県議選では自民が50%で圧倒的に強く野党は確か数%だったと思う。どこかのメデイアが「野党第一党の立憲が3%とは」と呆れかえる。

「野党への期待感がない」(岡田)、「自民党を脅かす存在になっていない」(野田)と言い「よく考えろ」と両党首、執行部に注文を付けている。

参院選に当たってどう臨むか、特に比例区において一方を公認すると他方の支持者に力が入らない。双方が推薦するという形にもっていかないと難しいという(岡田)。

また、支持率が高い方が上から目線で物事を言うのは周りを傷つける。野党第一党は「皆で力を合わせて自民党を倒しましょうよ」というスタンスになっていかなければならないという(野田)。

両氏の考えは正当だが、国民民主、立憲民主の結党の経緯から中々難しい。国民民主は一応希望の党に移った連中だが、立憲民主は希望の党に移れなかったり「選別された」連中の集まりで大きなしこりを持っているはずだ。

特に立憲民主の枝野さんは自分が受け皿を作ったという自負があり、野党間で主導権争いが出ている。「数は力」で野党第一党になったり第二党に落ちたりしている。また引き抜きもやっているらしい。

政策にも大きな違いがあり掲げる旗印が定まらない。目をつむって集まると烏合の集と批判される。

新聞報道でも両党がそれぞれ公認候補を決めているが、岡田さんの言うように双方が推薦する形も必要ではないか。しかし、そうすると勢力がどちらだということになる。

どうだろう。参院選は従来の考え方で戦って様子を見たらどうか。結果を見て立憲民主の枝野さんでもよいということになるか、「みんなで力を合わせる」方向に行くか。その時連合はどうするか。

政策の違いも出るだろう。そこを有権者はどう判断するかだ。参院選の結果を見て考えるか。


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