2023年2月22日水曜日

ウクライナ侵攻1年(1):米欧(NATO)連合vs中露イラン連合の枠組みか

 ロシアのウクライナ侵攻は「プーチンが始めた侵略戦争」だが、戦況は一進一退、プーチンにとっては芳しくない。欧米NATO連合はウクライナ支援、一方中露、イラン連合がロシア支援の枠組みができたのか。

アメリカは最大の支援をしながらプーチンを刺激し、世界大戦、核使用に踏み切ることを懸念し、ドイツとともに慎重な姿勢だが、ポーランド訪問を機に予告なしのキーウ訪問を決行しきずなの強さを世界に見せつけた。

長期化すれば当然に継戦能力が問題になる。ロシアは戦車の半分を使い果たしていると言うし、双方ともに戦死者が多い。ロシアの国際法に反する無法なミサイル攻撃はウクライナの都市を破壊し続け、一般国民に大きな犠牲を払わせている。一方、ロシアは本土での被害は全くないから国民の戦争への見方も違っている。

欧米は厳しい経済制裁を強いているが、その効果はGDPでー2.1%、ロシアの専門家も悪化の速度が遅いため、国民は気が付かないのだという。テレビで見るロシア国民の日常生活からもうかがえる。クリミア半島併合で経済制裁を受けているので持ちこたえる力はあるのだ。

一方、無法なミサイル攻撃で町を破壊され厳冬での生活に問題をきたしているウクライナは大変だ。それでも戦いを続けるゼレンスキー政権、ウクライナには多くの支援が必要だ。

メデイアは21日のプーチン演説に注目する。ドンパス制圧、キーウ陥落に失敗したロシアは長期戦の構えだが、演説ではゼレンスキー政権をネオナチ政権として祖国防衛の愛国心をあおった。

なんという勝手な考えか。ウクライナはロシアに攻め込んでいない。ロシアが進行してきたので国土、民主主義、国民を守るために防戦しているのではないか。多くの犠牲を出しながらも守り切る意思は強い。

お互いに戦闘態勢を整経ているようだが、「停戦」に向けた仲介がない。中国が仲介を匂わせているが、ロシア寄りの姿勢では無理か。国連は中露に拒否権を執行されては手が出ない。トルコは今回の地震で余裕はない。

とことんまでやるしかないのか。


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