読売新聞 2023.2.23 |
テレビで見るパンダ4頭の中国への返還シーンは、ちょっと異常ではないか。上野動物園で見送り、成田で見送り涙ぐむ高齢女性、若い女性に何やら違和感を覚える。
パンダは、他の動物と同じように絶滅危惧種だ。中国は「市域や繁殖の研究」で買いgファイに貸し出し、種の保全のために返還することが契約されている。何のことはない、多額の費用が掛かる種の保全を海外に任せているのではないか。
日本でも石原知事時代に「地域経済活性化にパンダに頼るな」という意味の発言をしたことを覚えている。正論だと思った。石原さんはパンダ外交に疑問を呈していたのだ。
しかし、上野など地域社会はパンダ歓迎だった。それなりの経済効果はあったという。
しかし、次第にパンダも中国外交に影響されるようになった。パンダ貸与を期待している地域でも目標を達成していない。
今は、尖閣問題、台湾有事で日中関係はギクシャクし、とてもじゃないが改善など期待できない。中国が国防費を上げるために日本もそれなりの対応が必要にあり、防衛費は急騰している。外交では改善が無理だ。
動物園も経営面をパンダに頼らず、イノベーションで対応すべきだ。北海道の旭山動物園が参考になる。パンダの飼育を研究して何の役に立つのかと思うのだが。
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