プーチンがウクライナへ侵攻し1年、世界中から「ならず者」と批判されるが不思議なことにロシアでは支持率が82%と高い。この困難な時は政権の支持率が高くないとやっていけないものだが、先の演説会場見てもテレビでよく見る要人をはじめ相当な動員だ。
背景に、出席しなければ年金支給に影響が出るというニュースで北も同じだが、土産がないと出席しないものだ。
ウクライナ侵攻で経済制裁を受けているし、要人は海外での資産凍結されている。外資系企業は撤退し人気のあった商品が姿を消した。ルーブルは一時下落、経済対策で矢継ぎ早の大統領令を発し対応する。海外でロシア産石油、天然ガスの輸入禁止、上限値の設定などを打ち出すが、各国で事情が違う。インド、中国は逆に輸入増で規制やぶりだ。
何時経済制裁が効いてくるのか。プーチンは演説で西側の期待通りにはいかなかったとわらう?。しかし経済制裁はすぐには効果が表れないがこれからではないかという。ロシアは天然ガス、農産物を自給できる強みもある。
このほかに優秀な人材が海外へ逃避、反戦を訴える国民はいつの間にか姿を消した。一時、戦場での兵士確保のために動員令発令したが、この時は母親の会が反対運動を繰り広げた。これで何とかなるかと思っていたが、いつの間にか反戦は下火になった。
ロシア国内はどうなっているのか。新聞で理由を探しスト「安定」という文字が見つかった。
一見ロシア国内は「安定」のように見えるがそれは見た目だけ。失業率も3%台だが、国外脱出が増えて職探しが減ったためだ。インフレ率は11%、目標の4%を大きく上回る。GDPも軍需産業を強化したためにマイナス幅が限定的、予算も不足気味になっていているという。専門家は「タコが自分の足を食べている状況」と評する(読売新聞2023.2.24)。
24日のNHKニュースでルーブルが再び下落を始めたという。
何時かの新聞にも載っていたが、ロシア国民は自由の制限はあっても、政権が「安定」している方を優先するという。自分たちの生活が「安定」しているように見えるうちはプーチン政権支持なのだ。だから、ウクライナで旧ソ連邦の友人を殺そうと無関心なのか。
これじゃ、ロシア国民にプーチンを引き下ろすことなど期待できない。もしかすると5期目になるのか。
今、ルーブルが下落し始めた。
1 件のコメント:
難しいねえ
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