2023年2月15日水曜日

小さな記事の大きな課題(92):国会での答弁書作成に追われる哀れな中央官僚たち

 

日本を担う中央官庁の官僚たちが国会の委員会での議員の質問に対して担当大臣の答弁書の作成が委員会当日の間際、はやくて早朝までかかっていることが新聞報道で分かった。 

今までも再三指摘されていたことだが、一向に改善されていないのか。門田尾は質問者の質問通告が遅いらしい。質問の通告を受け、担当者が関係部署に回し、上司や大臣の目を通して作成されるらしい。 

国会での委員会の審議をNHK国会中継で時々見るが、質問者は選挙区向けなのだろう、フリップで要旨を示すから何を質問しているかわ買うが、大臣の答弁はペーパーの棒読みだ。だから何と言っているのかわからない。 

委員会席を見ると全員がペーパーの束を持ち、ページをめくっている。めくったページを表にしながら答弁席に立つ。質問は長時間で自説を述べるが答弁は簡単だ。自分の考えになっていない。

酷い大臣もいた。名前だけは大物だが知識な小物同然だ。仕方ないので委員会席の最後列で後ろから秘書か官僚が耳打ちしたり、ページを指さしている。 

昔は質問があると担当大臣が少し説明し、詳細は担当官僚に任せていた。これじゃダメだ。担当大臣がしっかり答えるべきだと言って改革したのが小沢さんだ。小沢さんは大臣にならなかったのでこんな醜態は見せなくてよかったのだ。 

一層の事、昔のやり方に替えたらどうか。それとも質問、答弁書ができてお互いにわかっているのならAI技術でロボット化した国会審議でどうか。 

国会議員は巨額な費用で東京にいる必要はない。地方に入ればいい。応答の改革にならないか。

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