2023年2月25日土曜日

ロシア撤退要求国連決議:「棄権」32か国、「投票せず」13か国は「世界平和」をどう考えているのか

 23日の国連緊急特別会合は「武力による領土取得は認められない」「ロシア侵攻による人権、人道上の影響」「多数の民間人の虐待批判」「ウクライナの平和達成」「ロシア軍の即時撤退」「すべての市民の基幹」「インフラ、民間施設への攻撃足趾停止」「ウクライナ国内での重大な犯罪の調査、訴追で責任追及」などを掲げての決議案だった。

ロシアによるウクライナ侵攻も早1年、長期化、泥沼化が心配されている時の国連決議は、賛成141か国、反対7か国、棄権32か国、投票せず45か国で可決されたという。141か国の賛成を評価している。

しかし、反対は2か国増え、棄権32か国、投票せずが13か国、加盟国の約25%が権利の行使を放棄したのだ。

何故、世界平和を構築する国連に加盟したのだ。「国民の命」「世界平和」をどう考えているのか。おそらく背景には、ロシアからの経済支援があるのだろうし、新興国は自由民主尊重より専制主義優先だ。おそらく専制政権で成り立っている。自由や民主など邪魔なはずだ。

今、何を決めようとしてもアジア、アフリカ勢の力が欲しい。オリンピックの招致だってアフリカ勢の票が大きくものをいう。

新型コロナ対策で、WHOのTOPが習主席と会見したが、バンデミックでないと判断して初期処置を誤ったのが世界感染の要因になったが、WHOのTOPは確かエチオピア出身で、自国が中国から経済支援を受けていたことへのお礼だったと疑われている。

今、ロシアはアフリカ諸国で軍事支援をやっているが、専制政権に対する反対運動を抑える効果もあるのではないか。ほかに経済支援もあるだろう。汚職になる要因でもある。

今はロシアに助けられる状況だろうが、何時かはウクライナのようになる危険もあることを知っておくべきだ。

和平交渉を開始すべきで「武器の供与を控えるべきだ」とNATO、米国のやり方に批判する意見もある。また「ウクライナ侵攻という表現をウクライナにおける敵対行為に訂正せよ」という提案もある。

しかし今は、即刻ウクライナ侵攻をやめ、停戦すべきである。今回の戦争で勝者はいない。「侵略者は必ず負ける」ともいわれている。

「棄権」「投票せず」の国は自国の事情ばかり考えず、国連に加盟しているのだから「世界平和」へ少しでも貢献できる姿勢を示すべきだ。

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