2023年2月4日土曜日

80歳だ「やりがい」?:「ポツンと一軒家」「もっと秘境に住んでいる人」などに見る

「ポツンと一軒家」は大好きなテレビ番組だ。Googleでチェックした山奥に一軒家があるとそこに住んでいる人、どんな生活をしているのかなどをスタッフが訪問してレポートするのだ。当初は地図を見ながら自ら探していく困難があったが、今は認知度も上がり「ついに来たか」と笑う住民が多く、道案内や電話での交渉もしてくれるほどになった。

当初は都会に住んでいて田舎暮らしにあこがれ土地を探していたら今の土地になったという人が多かった。驚いたことに自分で家を建てたという。大工経験はないのだ。自分の生まれた所であれば山から木を切ってきて立てたという。

別荘のように考え、友人や家族を読んで楽しんだり、都会の事務所は仲間に任せ、社長と本社がここにあると経営者が自然を楽しんだ生活を満喫している。

また、子供の野外学習に役立てたり、修学旅行の一環として利用できる施設にしたり、料理上手な奥さんが野草を積んで得意料理を披露する料理屋にしてみたりうらやましいほどの趣味を生かしている。

そして今は、先祖代々から受け継いだ家、墓、田畑、農園、山林を守ることが住民のほかに、数が少なくなった住民に代わって神社、田んぼに引く用水路の確保、生活用水を確保するための山奥からの飲料水路の維持などに加え、数人しかいない住民の中の高齢者のために店を開けておく年配女性もいた。

テレビ画面では映る映像の広さが狭いから本当の自然の広さはわからないが、実際には広大な自然なのだろう。その中にちっぽけな存在として映るのだ。若い時に山道を1時間も歩いてお嫁に来たという年配の女性の写真をっ見たら「美しかった」ことに驚く。

そういう住民を見ていると、「大変なところによく住んでいるな」と思うよりも「生きがい」が大事なことがわかる。

便利で何の不自由さもない東京に住んでいて「やりがいは何だ」と聞かれたら答えに困ってしまうほどだ。

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