2025年5月16日金曜日

個人情報保護で名前を隠す:ネット詐欺などではわかるが日常生活まで必要か

 個人情報保護はどこまで広がるのか。ネット詐欺などの防止には理解できるが、日常生活ではどうなのか。

親しくしているコンビニの店員さんの名札の写真欄にシールが張られた。「どうしたのか」と聞くと個人情報保護のためと言う。だったらマスクの代わりに目だけ開けた覆面にしたらどうかと言ったら笑った。

確かに個人情報保護のために名前を書かない事例が増えている。

60戸の小規模マンションだが、玄関の名前のプレートにテープが張られ名前を書くしている住民が増えた。管理人に聞くと個人情報保護で増えてきたという。メールボックスも名前を書かない。

困るのは郵便配達の人たちだという。部屋番号はわかるが住民の名前がわからないから管理人に確認する場合があるらしい。

日常生活で必要な場合も一緒に保護している。

NHKの番組だったと思うが、マンション管理がうまくいかなくなる兆候に玄関先に名前の表示がなくなる事例を挙げていた。

災害時に住民の安否確認するとき、玄関先の表示にテープを張ってあったらこの部屋は「住民なし」と判断するのか。

さらに、名前を知られたくない理由があるのか。管理会社が個人情報保護で名前を隠す事例を表示してから、こういうことが多くなった。

コミュニケーションを守るための見直しが必要と思うが、誰も指摘しない。こんな社会になっていいのか。


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