2025年5月11日日曜日

トランプのグリーンランドの米国編入?:習主席の台湾統一と同じではないか

 トランプ大統領が何としてでもグリンランドを手に入れたいという欲望は、習主席が「台湾統一は必ず果たさなければならない」と武力行使も辞さない強い意志は歴史的背景は違っても「大国の力による現状変更」と同じではないか。

グリーンランドは今はデンマークの自治領らしいが、アメリカ人の先住民が入植したことがあるらしいし、グリーンランドに住んでいるアメリカ人がデンマーク政府に運動していると新聞にも出ていた。

地球温暖化で北極海の氷が解け、北極航路が可能になってきたし、漁業も地下資源も豊富らしい。米軍基地もあり、米政権は自由連合協定(COFA)の締結を検討しているらしいが、まだ真偽は進んでいないと新聞には出ていたが、トランプ大統領は「何としてでも手に入れるつもりだ」というがハードルは高そうだ。

一方似た様な事情が習主席のどうしても果たさなければならない「台湾統一」がある。台湾を統一すれば中国は西太平洋を自由に航行できグアム、ハワイなど米軍基地にも脅威となる。

台湾は歴史的に動くが激しかった。日清戦争で日本に帰属し、第2次世界大戦で中国のものとなった。その後大陸では内戦が勃発し蒋介石らは台湾に逃れ数十年にわたって台湾を統治した。

習主席にとっては台湾は中国の一部で統一は当然というのだろう。

トランプ大統領のグリーンランド編入と習主席の台湾統一を同系列で議論はできないだろうが、トランプは大国の力で同じようなことをやろうとしているのだ。


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