2016年2月8日月曜日

北朝鮮ミサイル発射で開かれた2つの重要会合:たった10分で何をしたのか

北朝鮮のミサイル発射事件を受け、政府は午前に国家安全保障会議(NSC)と午後の拉致問題4大臣会合の2つの重要会合を行ったがそれぞれ10分程度の会合だった。一体どんな内容が話されたのか。あるいはお決まりの会合を開催したというだけのことだったのか。

7日のテレビニュースで記者やカメラの入った部屋で安倍さんがペーパーを読みながら時々顔を上げて他の大臣の顔を見ている映像が映し出された。

その映像から出席大臣は総理、菅官房長官、岸田外務大臣に加藤大臣だったので新聞記事から拉致問題4大臣会合だった。

開催時間は新聞の「首相動静」から13時1分、終わったのは11分ごろだ。何を話したのか新聞で確認すると、独自の制裁を速やかに決定できるよう準備を支持したというのだ。

会合時間は10分程度、記者やカメラの出入りを除くと賞味5分程度で何を話したのか。

午前の国家安全保障会議の4大臣会合も10時14分から始まり27分には終わったようだ。総理、菅官房長官、麻生副総理、岸田外務大臣、中谷防衛大臣が出席した。

情報分析と今後の対応が話し合われたことになっている。

それにしても政府主催の会合は官僚が作成したペーパーを読み上げての「やったという実績づくり」の会合では心もとない。

安倍政権の経済政策を主導する経済財政諮問会議だって総理が出席しての約1時間の会議で、民間議員などが提出した資料で説明し議論し、最後に安倍総理が総括するやり方だ。とてもではないが本気で一つのテーマを議論しているとは思えない。


しっかり議論しなければ北朝鮮に振り回されるだけだ。

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