2016年12月7日水曜日

小池知事vs自民党:一体どういう構図なのか

池都知事vs自民党は一体どういう構図なのか。下村自民党・都連会長は「七人の侍」を除名処分にしたという。穏健な処分を考えていたがことごとく反対したための処分らしい。しかし「七人の侍」が支持した若狭さんは処分なしで補欠選挙は自民党公認で当選した。若狭さんが七人の処分で発言すると自民党本部の二階幹事長は不快感をにじませた。

小池さんは自民党都連、五輪組織委員会など既成組織を相手に改革を続けなければ支持者に見放される運命にある事は確かだが、今は怪しい雲行きだ。

小池政治塾で「希望の塾」を立ち上げたが、講師の人選などで授業料など「カネ返せ」と波紋が広がっている。

あれだけ騒いだオリンピック会場問題もバレー会場を有明アリーナにするか既設の横浜アリーナにするかの問題に落ち着いた。「何だ!小池さんの負けか」とメデイアは騒ぐが小池さんが問題提起しなかったら膨れあがった予算を削減することなど出来なかった。

石原都政時代の豊洲市場問題も遅くとも1年後には解決する手はずになってきた。責任問題を追及していたが石原元知事の責任は大きいらしい。ゼネコンなどいろんな利権者が絡んでいた。

又、小池さんは都の政党復活予算200億円分を廃止すると都議会への挑戦に出たが自民党都連は反撃せず、肩すかしだという。

今後の小池さんの正念場は予算など都議会審議、都議会議員選挙に移っていく。

千代田区長選を始め都議会議員選挙は小池さんの都政安定のためには必要だが、パッとしたニュースはない。小池人気(?)にあやかって「希望の塾」に参加し議員を狙う人もいるようだが、元議員、現議員などが多いようで現役自民党議員への対抗馬になる人材がいるのか。

東京オリンピック問題でも格下の組織委員会に攪乱されている。4者会談ではどっちが勝ったか分からないとメデイアは言うが、森さんは東京都の出資金を返却してまで小池さんの下には入らないという。東京都改革本部が指摘した社長も財務部長もいない組織をどうしようもないのだ。森さんがいる限り東京の恥を世界に晒し続ける事になる。

今後の都政は予算がどうなるかという。テレビの情報番組は東京都はカネがあるから議会も共に贅沢を尽くしていると指摘している。政党復活予算200億円など他の自治体にはない予算だとも言う。

小池さんのオリンピック関連の問題にしてもメデイアは「大山鳴動ネズミ一匹?」と記者に質問され、「その質問失礼じゃないですか」と「頭に黒いネズミがいっぱいいる」という意味の発言を受けて都議会で「具体的には誰だ」と質問され「ご想像に任せます」と言い返していた。

小池さんも難しい立場になったようだ。自民党都連も黙ってはいないのだ。

折悪く、横浜市長が「バレー会場の横浜アリーナは無理ではないか」と記者会見した。主たる理由は競技団体が反対しているかららしい。組織委員会、競技団体のエゴでオリンピックも先行き苦労が多いようだ。


組織委員会も自民党都連も「ここで叩いておけ」と言うことなのだろうが、小池さんも直接都民から選ばれた。自民党都連の連中も都民から選ばれている。小池民意vs自民党都連民意の戦いだ。

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