2016年12月24日土曜日

「白い虹」で地震予知?:科学的根拠、再現性はあるのか

テレビ東京 「やり過ぎ都市伝説」2016.12.23
「白い虹」が地震予知に役立つのか。その科学的根拠、再現性はあったのか。テレビ東京12月23日の番組「やり過ぎ都市伝説」で「地震を完全予知していた日本人が消された」という記事が目につきついつい見てしまった。

アインシュタイン、エジソンが予知した椋平広吉さんを大天才と讃えたのだが、番組内容ではイカサマが分かって消え去ることになったと言うが、1930年11月26日4時3分の伊豆地方大震災の発生を予め電報で京大に予報していたのだ。

大勢の日本の研究者が「椋平虹」を見つけようとしたがいずれも失敗し評価されることはなかったが、椋平さんは死ぬまで観測したという。

ネットで調べてみると「白い虹」はキリによって光が散乱して生じる大気光学現象で日暈もある。キリによって発生するのだ。普通の虹は雨滴に太陽の光が屈折して生じる。

同じような「白い虹」が過去にも確認されM4~6の地震が発生しているし、最近では9月26日の浦河沖でM5.5の地震が発生し函館で震度4を記録したが2日前に亀田郡七飯で「白い虹」を見たという(ウェザーニュース)。

今までにも地震雲が話題になったが科学的根拠がないと気象庁は否定する。FM電波異常、ラドン濃度の変化、大気中のイオン濃度の変化で地震を予知する研究が進んでいるが予知はいずれも外れ忘れ去られている。

そして今、GPSによる地殻異常が地震予知に提案されている。歪みの貯まっている場所で地震が頻発しているが、未だ予知には到っていない。

しかし、外れることを恐れず挑戦する研究者に拍手だ。


0 件のコメント: