2017年10月2日月曜日

小池「希望の党」よ 何処へ

小池さんが華々しく打ち上げた新党「希望の党」、一気に民進党を解体し飲み込む勢いだったが、ここに来て「大したことではないではないか」、「何処を目指しているのか」と疑問が出て来た。

反安倍政権、日本の政治をリセットと言うが、出てくる政策はリベラル抜きの自民党以上に右翼的で世界が心配する。その現れが民進党との合流にリベラルを選別する「排除に論理」が強く働く。

合流話が出て来て脚光を浴びたが今はチョット様子が違ってきた。小池さんの「排除の論理」、自分より上の政治経験、実績のある議員、リベラル議員は受け入れないと言い出して以来、民進党内では合流反対、リベラル系議員で新党「民主党」を復活する動きが出て来た。

小池さんが「我を張れば張るほど」「希望の党」の評価は落ちる。期待したほどではなかったと有権者が知るのだ。

それでも少し前までの希望の党の人気はどうだったのか。

合流話が出る前の毎日新聞の「比例代表での投票先」調査では、自民29%、希望18%、民進8%、維新3%だったそうだ。希望が受け皿になりそうなので民進支持者が希望の党に変わったのだろう。合流すると26%になり自民党に匹敵するのかと思っていたが、そうではなさそうだ。最近の読売新聞の調査では確か自民32%、希望19%だったと思う。

今後、今の合流話のゴタゴタがどう影響するか。

民進党の前原さんは小池さんとの合意をきちんと確認しているのか。前原さんは「全員合流」と言えば、小池さんは「さらさら考えていない。選別する」というが最近は言葉の問題ではなく、政策の問題だと言い換えた。小池さんの「排除の論理」が評判良くなかったので言い換えたのだろう。

民進党には「またやってしまったのか」と偽メール事件を思い出させる。

排除されそうな枝野さん達は、新聞報道では「民主党」を復活させるという。そうなると民進党は「希望の党合流vsリベラルvs無所属」の分裂状態になるのか。

このままでは希望の党が過半数の議席を確保し、小池さんが国政に進出するなど夢物語だ。何の実績もない小池さんに期待しすぎだ。今回はある程度の議席を確保し、3~4年懸けて実績を作り「政権交代選挙」を打って出たらどうか。

東京に住んでいると新聞の「都内版」で小池都政のニュースを見るのである程度様子が分かるが地方では全く分からず小池知事を有権者が正当に評価することは出来にくい面もある。

今回の合流話にも「壊し屋」の自由党・小沢さんが裏で動いているとメデイアは報道している。小沢さんも相変わらず自由党の生き残りを懸けた動きをしているのだろう。

公示まで後8日、今まで小池さんは何をやって来たのか。

野党第一党である民進党を潰す結果になり2党の相乗効果など全くない。おまけにリベラル系議員を選別してしまった。反安倍政権と言っていたが、このままでは自民党安倍政権は、議席を減らしても負けにはならない。逆に枝野さんなどのリベラル系、共産党、社民党などのリベラル政党の結束を固める結果になれば良いが。

私の選挙区は東京3区

自民党 石原宏高 前回当選
希望の党 松原仁(元民進党)前回比例復活
共産党 ○○ (既に決まっているが急に思い出せない)

小池さんは石原嫌いで石原宏高候補を落とす戦術になっているが、松原さんは前は民進党で選挙区では負けて比例区で復活している。松原さんで石原さんを落とせるか。落ちたとしても比例で復活するのではないか。松原さんが民進党時代に安保2法、憲法改正にどういう立場をとり、希望の党でどう変わったかしっかり聞いて見たいと思う。



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