2017年10月11日水曜日

投票基準:もうこれしかない「悪さ加減の少ないのは何処だ」 

自民党本部 2017.10.10
有権者には力強いメッセージになるが
ポスト安倍に期待したい
選挙が始まってまだ2日目だが、投票基準は「悪さ加減の少ない党は何処だ」しかかない。各党それぞれ憲法改正、消費税、少子高齢化、財政健全化、原発、安保2法など主要な政策の是非を訴えているが優先課題を絞ってみても合致する政党はない。

希望だとか安心を与えるとは言うがそんなに簡単なものではない。若者に自民党支持が多いと聞くが「強い政権、安定した政権」を望んでいるのだろう。当然だ、党内のゴタゴタは有権者から嫌われる。

そこで今回の選挙を、日本記者クラブなどで討論された内容、政党の姿を見て投票先を考えてみよう。

【自民党】
安倍総理は少子高齢化、消費税増税時の用途変更、北朝鮮の挑発行為など「国難突破」解散総選挙だという。「この国を守り抜く」はそういったことを言っているのだろう。しかし、安倍政権の是非も問われているのだ。「森友、加計学園疑惑」を隠していては有権者の支持は得られない。

233の過半数維持が続投の基準らしいがメデイアの予測では危ないようだが、希望の党、立憲民主党、共産党にどのくらい支持が広がるかで「安倍おろし」も夢ではなさそうだ。

実感のない景気回復に「アベノミクスを加速」というのは安倍総理だけで自民党内でも見直し論が湧いている。

【希望の党】
小池さんは必ず「含み」のあるコメントでメデイアを引き付けているが、まず希望の党の体制、役職者をどうするのか。今は、全て小池さんが決めているようだがこれでは国政政党の体を成していない。有権者は党の体制、役職者を見て信頼出来るかどうかを判断できるのではないか。

無所属から選挙後入党する者があることも考えているようだが、小池さん以上に政治実績のある人間が入ってくるのはいやなのではないか。

ワイズスペンデイングで「1兆円を節約する」という。ユリノミクスと言うらしいが国会でしっかり提案して欲しい。

「日本ファーストの政治」「日本に希望を」と言うが、5年先、10年先の日本の姿はどうなのか。言葉が先行する小池語録とでも言うのか。

【公明党】
自民党政権頼りの政策で、与党でありながら野党的発言もある。創価学会婦人部の考えに大きく影響されるだろうが議席確保は確実だろう。自公政権内でブレーキ役を果たして欲しいものだ。

【共産党】
政策がぶれず、正論を吐くが、何しろイメージが悪い。何とかならないか。「安倍暴走政治に退場」は今回の選挙の争点だ。

投票先に困ったらまず「共産党」とでもするか。

【立憲民主党】
希望の党合流で小池さんの選別に落ちたリベラル系で立ち上がった。勧善懲悪を好む日本人には受けるだろう。「まともな政治」は民主党政権時の野田さんが言っていたような気がする。「前へ進むか、後退するか」は野田さんが選挙で主張していたキャッチフレーズだ。

しかし、やっぱり安定政権と言うことになると自民党だろうが、安倍政権ではない。安倍さんには退場してもらい石破さん、岸田さんの保守系リベラル(?)が望まれるのではないか。

「悪さ加減の少ないのは何処だ」ということになる。

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