2017年10月29日日曜日

今日の朝日新聞を見て、政局関連の記事がないのに「ほっと」感じないか

今日(2017.10.29)の朝日新聞を見て驚いた一方で、何か「ほっと」したのだ。自民が圧勝した今回の選挙では野党のゴタゴタが目立ち、選挙後の野党の執行体制、再々編などが話題になり政治面で不安を掻き立てたが、今日の新聞では政局に関する記事がなく、物足りなさも感じるが何やら「ほっと」した感じだ。逐次のゴタゴタ報道には困ったものだ。

今日の朝日新聞で政治に関する記事を拾ってみると天声人語で「バカ」という言葉の使い方が論じられ「北朝鮮で勝ったようなもの」との麻生発言に「バカ正直」とした記事の他に「日曜に想う 「民意を担えぬ立法府の敗北」では与党対野党で野党が負けたのではなく、行政府に対する立法府の敗北と主張している(詳しくは読んでいないが)。これだけの記事だ。

一方、昨日(28日)の記事というと、「野党質問時間制限」「民進存続決定」「民進結局解党せず」「質問封じ野党批判」「麻生発言波紋」と政局に関する記事は少なくなっているがこの程度はあった。

選挙に圧勝直後は安倍総理始め自民党関係者は「謙虚に」「丁寧に」を口癖にしていたが時間がたつにつれて、いつものように横暴さが覗き出した。

一方、惨敗の「希望の党」は執行部決定にもゴタゴタし代表代行は置かず、大島幹事長、問題の首班指名では当選回数の多い渡辺周元防衛相を押すことになったという。週明けの総会で詳細を決めるらしい。

野党第一党に躍り出た立憲民主党も保守かリベラルか色分けが着かないが執行部は決まったようだ。国会では副議長を出すらしい。野党第一党が55人の少人数で大丈夫かと不安になる。

民進党から大物が集まり勝ち抜いてきた「無所属の会」も代表は岡田さんで、散らばった民進党議員を大きな塊にまとめたいらしい。

政局の動きはこんなもので週明けの月曜からまた波乱含みの政局が始まるのだろう。

「ほっと」したのも束の間だ。
各政党のゴタゴタに振り回されていると、「何をやっているんだ」、「安定政権は何処だ」「マシな政権は誰だ」「信用できるか」という疑問が湧いてきて不安になる。メデイアの世論調査にも影響する。

メデイアは面白がって(?)ゴタゴタ情報を流す。面白そうなコメントをくれる政治家は重宝がられ毎回メデイアに登場する。「敵は誰だ」でヤクザではあるまいが刺客(敵の選挙区に送り込む)まで報じる。

メデイアが作り上げた「小泉劇場」「小池劇場」は何だったのか。何が残ったのか。政界の混乱だけではなかったか。

そこで想いだしたのが寺田寅彦博士の随筆「1つの思考実験」(大正11年5月)だ。

博士は今の世の不幸、不安の原因のかなり大きな部分が新聞という存在に直接関係しているように想う。だからあらゆる日刊新聞を全廃することによって、この世の中がもう少し住み心地の良いものになると考えていた。

更に不便さを感じる者もいるだろうがどれだけ我慢できないものか考えなければならないと言う、全廃に当たっては何か新聞に変わり知識を供給する適当な機関が必要で、週刊、月刊などはどうかと言うのだ。

10日や一ヶ月遅れても、その代わりまとまった形でかなり確実に知ることも不都合ではないというのだ。

確かに今では株式、世界情勢で経営の舵取りをしている経営者も多く毎日の情報で得した人、損した人もいるだろうがそれは毎日情報が送り込まれているからではないか。10日に一回というとどういう不都合が出るのだ。

政治で言えば毎日のゴタゴタを報じられ不安になるよりも10日ほどでまとめて報じられる方が安心感が出てくるのではないか。

しかし今はテレビが随時情報を流す。映像を伴うので情報操作も簡単で国民に取っては不安を掻き立てる情報源だが、メデイアが演じた「小泉劇場」「小池劇場」で何が残ったのか。政界に混乱だけではないか。

大正11年と違って、今はテレビ、ラジオ、日刊紙、週刊誌、月刊誌とツイッターなど情報源は余りある。ツイッターが世界の指導者の考えを知る主要な情報源とは驚くばかりだ。

飛び交う情報をどう消化していくか、国民の能力が問われているのだが日刊紙の休刊日は何故か「ほっと」しないか。


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