2018年9月3日月曜日

自民党総裁選での安倍支持:今は派閥結束でも投票は良心に従う?


自民党国会議員の8割支持と圧勝を示しているようだが、今は派閥で結束も投票となると別問題で「良心に沿って行動するという」ことにならないか。「自民党は民主政治を標榜する政党」(時事放談での船田発言)であるなら安倍さんの強権政治、政敵を叩き潰す行為をどう思っているのか。

安倍支持を表明している国会議員だって地元に帰り支持者の安倍批判をどう受け止めているのか。

石破さんが「正直」と言えば安倍さんも「正直」とけん制するが安倍さんの今までの不公平、不平等な政治姿勢を急に変えることはできない。今後3年を「ウソ」で固めた政治を許していいのか。今は反省しているように見せるが3選後は地が出てくる。安倍さんに反省などないのだ。

安倍さんは石破さんとの政策討論を嫌っている。だから2人の政策の違いを比較することができない。安倍さんに討論に耐える力がないのだ。そうなると争点がなくなる。強いて争点をあげれば安倍さんを肯定するか否定するかだ。

特に、憲法改正は2人が考えを異にしている。石破さんに言わせれば安倍さんの考えが依然と変わったという。憲法改正の実を取るのか、「最初に憲法改正に手を付けた」実績がほしいだけなのか。

安倍支持者には大臣待望組、党内での役職期待組が多いだろうが300人の期待に応えることはできない。内閣改造、党役員人事ではじかれた輩は安倍さんから離れていく。それが党内で反安倍勢力になり今までのような強引な政権運営はできなくなる

また、今回の総裁選は石破陣営への締め付けが厳しいようだ。自民党国会議員は皆知っていること。即総理へ直結する総裁選でありながら公職選挙法に違反する行為が多い。現ナマだって飛んでいるだろう。そうでもなければ8割も支持されるとは思えない。

締め付けてまで圧倒的多数の支持を得なければならない理由が安倍さんにはあるのだろう。多くの弱点を持っているのだろう。

次の参院選は安倍さんでは戦えない。そういう参院議員が多いという。やっぱり自民党議員は安倍さんでは国政選挙に不利と考えているのか。

国政選挙になると野党が安倍批判の声をあげる。自民党総裁選では安倍批判に不快感を示せば石破陣営は腰砕けになると踏んでいたようだが野党が相手だとそうはいかない。

8割の安倍支持の国会議員の皆さん 投票は良心に沿って!

[後記]

読売新聞2018.9.4の山東昭子さんのインタビュー記事を読んでやっぱりと確信した。

「国民が今求めている政治」について、安心出来る安定した政治が一番と言い、その点で安倍三選を支持したが、外交では評価されても国内政治では少し問題がある。外から見れば首相やまわりの人に驕りが見え、緩みも出ていろいろな問題につながってきた。内閣人事局もごますりが生まれる。国会でも野党のヤジにカリカリしている。

総裁選では政策論争を堂々とやって欲しい。

そして一度戦ったという理由だけで相手を拒絶しポストに就けないようでは日本に執って損失だという。

何のことはに。安倍さんを支持しながら安倍さんの政治姿勢に注文を付けている。反安倍を主張する方が国民にはドンと腑に落ちるのだが。

今の自民党議員の8割の支持者は安倍さん取り巻きを除いて山東さんの考えと同じではないか。




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