2021年8月30日月曜日

今日の新聞を読んで(491):11歳以下がまだなのに、もう3回目の追加接種?

 新聞報道によると、河野規制改革担当相がフジテレビの番組でワクチン3回目の追加接種について発言している。どういう気なのか。「俺が俺が」の河野さんだ、何か新しい情報を伝えたい一心で、検討過程での内容を公表し、「やってる姿勢」を見せた勇み足か。

その内容は、ワクチン3回目の追加接種を医療関係者は10月から、高齢者は来年1月から打ち始めることになるというのだ。

ところが、実際には11歳以下の小学生などは接種のスケジュールが立っていない。9月から新学期が始まるというのに子ども同士の感染、子供から親への感染で家庭内クラスターが多発している。

小学校での感染状況がわからないので登校させるかどうか迷う親もいるらしい。学校行事への参加も難題だ。

新学期が始まると学校でのクラスター発生は避けられない。文部省は一斉の休校は出ず、基本ルールを公開したので後は自治体ごとに判断せよという。児童の健康チェック、濃厚接触者の判断は学校任せなのだ。テレビ報道で保育園の職員が子供の遊びを動画に取っているのを見た。濃厚接触者の判断をするのに役立てるというのだ。

保育園、幼稚園、小学校での感染拡大防止で先制、職員はてんてこ舞いだろう。それ以上におやはたいへんだ。

若者の感染も拡大している。東京都が16~39歳で予約なしの接種会場を設けたら400人足らずの接種に2500人が集まったという。何か中途半端で小池知事の「やってる姿」をみせるためなのだろう。視察に来た小池知事に記者が質問したが何も言わず立ち去った。

集まった多くの若者は「地域ではまだ打てない」という。大学受験生は大変だ。受験気に感染しないように接種を急いでいると親が言う。

河野大臣は「予約なしは無謀」と言うが、予約が取りにくくなっているのだ。

「私が命じると動く」と菅総理は言っていたが、11歳以下の児童、保育園児、幼稚園児は接種のスケジュールも決まっていないのをどう思うのか。

国民の民意を政治に活かしてくれる総裁、総理が決まると政策の整合性が進むのか。


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