2021年8月30日月曜日

政局を読む(5):30日の下村―菅会談で「経済」、菅ー二階会談で何が

 30日の菅総理の下村さんと二階さんの会談は重要だった。特に二階さんとの会談は何が話されたかわからないが、政局ついての話だろう。

下村さんとの会談では「出馬するか、政調会長にとどまるか」「出馬するなら辞職を」「とどまるなら経済問題をやれ」と言う話だったのだろう。会談後、下村さんは「経済問題に取り組む」と発言している。ギリギリまで出馬の意識があって、突然の辞退だ。相当の議論があったのだろう。

菅さんにとっては反菅票が岸田さんらに移ることは不利だが、現職政調会長が反旗を翻すことは避けることができた。

その午後、菅ー二階会談が行われた。生臭い政局の話があったことはうかがえるが、二階さんに「経済問題に取り組め」と指示したそうだ。安倍政権時は官高党低で主要な政策でも党に相談せず官邸が先行していた。当時の政調会長は岸田さんで存在感を出すために苦労していた。

その他には総裁選、総選挙の話もあっただろう。「ない」というほうがおかしい。

総裁選では菅総理の状況が話し合われたはずだ。不利な状況には変わりないが、ワクチン接種で状況が好転することも考えられる。岸田さんが国民の考えを吸い上げると言っても、いまコロナ対策では出来る限りのことをやっている。岸田さんに代わっても目新しい内容はないとみている。

総選挙も、あるいは野党の要求する臨時国会を開催し、所信表明後に解散に打って出ることも考えっラえる。安倍さんは所信表明もせずに解散に打って出た。おそらく安倍事務所を訪ねたのはそこのところを確認することだったのではないか。

彼らの動きに警戒だ。



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