2024年3月14日木曜日

能登半島地震(M7.6)は内陸型地震で、どの巨大地震の前兆になるのか

朝日新聞 2024.3.8
能登地震の発生前 地下で何が

「巨大地震の前には内陸型地震が多発する」と専門家が言うが、今回の能登半島地震(2024.1.1 M7.6)は被害の規模から考ええると巨大地震だが、どこで発生する巨大地震の前兆なのか。

この付近は多くの専門家が警鐘を鳴らしていた。静岡県立大の長尾先生は能登半島での地震活動の活発化で、とりわけ珠洲市の地表の隆起に警鐘を鳴らしていた。

また2020年からの群発地震では群発地震のメカニズムもはっきりしてきた。東大や京大の専門家は「流動体・・水」の存在を上げる。沈み込むプレート内の水が地下深くで高温、高圧により脱水反応を起こす。地下250mでも脱水反応は起きるがこれが150mまで上昇、断層に入って揺るがす。

水はマグマなどを作るが、能登半島地下ではマグマは少なく、火山活動まではいかなかったらしい。近くに火山はない。

2013年から東大・佐藤先生らが「日本海地震・津波調査プロジェクト」で能登半島周辺の活断層の分布調査が実施した結果、日本海底には多数の活断層が存在し、2000万年前~1500万年前の日本列島誕生に由来するというのだ。大陸から引き離れるとき「引き伸ばされ」て、割れ目、「圧縮され」ての割れ目が多数でき断層となったか。

調査結果を見ても日本海側には多くの活断層が存在、今回動いた能登半島の海底活断層も2か所で動かなかった箇所があり、今後動く危険があるらしい。

では、次の巨大地震はどこなのか。

能登半島付近には断層構造線が存在する。北海道沖から佐渡と能登の間を南下する「日本海東縁部海溝、それに続く糸魚川ー静岡構造線、さらに相模トラフ、一方駿河トラフから南海トラフに続くか。

日本海東縁部海溝」では1983年日本海中部地震M7.9,1833年庄内沖地震M7.5,1969年に新潟地震M7.5,1762年佐渡島付近M7.9,1802年小木付近M6.8,1933年能登半島地震M6.6,2007年能登半島地震M6.9,そして2024年能登半島地震M7.6が発生し、注意すべき海溝だ。

1762年、1993年、2007年、2024年と4回能登半島地震が発生している。特に2020年ごろから群発地震が多発している。群発地震後に2024年の巨大地震の発生だ。

糸魚川ー静岡構造線では松本付近、諏訪付近が要注意地域か。

これに続き、相模トラフは首都直下地震にも関連する。首都直下地震も巨大地震で被害は甚大だ。その都度被害想定が見直されている。今は都心南部直下地震で大田区、品川区を通り首都に通じる断層が動くと被害が甚大になる。

また注意すべきは、房総半島での地震で、1912年、1950年、1987年にM6以上の地震が発生、周期が約40年とすれば2030年までに発生か。

駿河トラフからは南海トラフに通じる。南海トラフは東海地震の発生がすでに予想を超えている。いろんな説があるが早くて2030年の中頃、いやもっと後で200年後という説もある。

一方で、直接関係がないが、新潟から神戸に「ひずみ集中帯」が存在し。1995年の阪神大震災、2004年の新潟県中越地震、2014年の長野県北部地震、そして2018年の大阪府北部地震が走っている。

これと関連させれば大阪死を丸呑みしそうな上町断層帯はM7クラスの地震が想定されているが、京都では亀岡市付近で群発地震が発生し、直下型地震の発生は危惧されている。

次にどこが動くか、関連性を追求し指摘するのは難しい。今でもどこかで静かに動いている可能性があるのだ。

3.11東北地方太平洋沖地震M9で日本の地下の動きは変わったという。「30年以内にM6以上が発生する確率70~80%」というといつ発生しても不思議ではない。南海トラフ巨大地震の発生も確率の計算が他の地震と違っているというが20%になったとしてもいつ発生しても不思議ではないのだ。

巨大地震の前に前兆として内陸型地震の発生があるし、群発地震が止まったところが巨大地震の発震域であったというのも過去の事例からの教訓だろう。馬鹿にしてはいけない。


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