2024年3月8日金曜日

バイデンvsトランプの「老老対決」で習、プーチンの覇権主義から民主政治を守れるか

 スーパーチューズデーで共和党候補は74歳のトランプ氏、民主党は81歳のバイデン現大統領に決まったようだ。世界中が心配している「老老対決」になる。今、世界覇権を目指す中国の習主席、ロシアのプーチン大統領から民主政治をまもることができるのか。

共和党は対抗馬のリベラル派ヘイリーさんが手を引くことに決め、民主党も対抗馬がいない。プランBで候補者差し替えもあるらしいが、バイデンさんが辞退しなければできない。

トランプ氏とバイデン大統領は政策が大きく違うし、外交でもバイデン大統領はバランスのある多国間協議を重視するがトランプ氏は取引重視の外交だ。2国間協議を優先する。

トランプ氏の発言が米国民を奮い立たせているのか。

移民受け入れを拒否し、バイデン大統領と方針が違う。メキシコ国境に群がっている移民を蹴散らしている。

NATOでも国防費を増額しないと国を守らないという。日本にも増額を要求してきたが、日本は米海兵隊組織を守るために基地や軍備の増強、思いやり予算と高額な防衛費を払っている。そこのところをしっかり説明すべきだ。

米国第一で輸入品に高額な関税をかけるという。中国などからの安い輸入品が米国産業の衰退、雇用に障害となっているという。しかし、中国に課税すれば中国も課税してくる。逆に米国内の生活の大きく影響する。

トランプ氏は法人税、富裕層への減税を謳ったが、バイデン大統領は法人税を15%から21%に強化するという。日本も税制見直しで参考にすべきではないか。

国民の生活苦から国民の生活を守るということで民主党支持だった黒人の共和党支持が増えた。

トランプ氏では何と言っても先の大統領選での投票に問題があったと煽れば支持者らが議会に藍有する事件を起こし裁判になっているし、不倫口止めなどで高額な慰謝料を要求されトランプ氏の大統領立候補の資格が問題になっているが、最高裁は立候補に障害にはならないと援護する判断を下した。

国内の民主政治を否定する結果が続く。おまけに大統領が変われば多くの公務員が交代するが、重要な部門でトランプ支持者を配するという。

バイデン大統領は一般教書を発表した。

トランプ氏は自由と民主主義を国内外で攻撃する危険な人物と批判する。ウクライナ支援予算を認めるべきだ。中国とは競争するが対立はしないとトランプ氏と正反対の政策を掲げた。

岸田総理は4月に国賓待遇として招待されているが、トランプ氏が大統領に復帰すると会談はどうなるのか。まるっきり違う政策とどう調和するのか。

政権がはっきりするまで訪米は控えた方がいいのではないか。



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